[ 人物 ]
(2017/9/21 05:00)
米科学情報企業のクラリベイト・アナリティクス(フィラデルフィア)は20日、学術論文の被引用数などを基に同社が予想するノーベル賞受賞の有力候補者として22人を発表した。日本人では化学分野で桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授(64)の1人を選出した。
宮坂氏は「効率的なエネルギー変換を達成するためのペロブスカイト材料の発見と応用」の功績で選ばれた。
同社選定のノーベル賞有力候補者は生理学医学、物理学、化学、経済学の4分野が対象。各分野ごとに同社の学術文献・引用データベースから、被引用数が上位0・1%に入る論文を選び、独自性や影響力、受賞歴などを分析して決める。
本賞は16年までのトムソン・ロイター引用栄誉賞を引き継いだもので、これまでに選出した日本人の有力候補者は計24人。16年は生理学医学分野で京都大学の本庶佑客員教授、化学分野で崇城大学DDS研究所の前田浩特任教授(熊本大学名誉教授)と国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野の松村保広分野長の3人を選んだ。
過去の日本人有力候補者の中には、12年にノーベル生理学医学賞を受賞した山中伸弥氏や、14年に同物理学賞を受賞した中村修二氏がいる。
(2017/9/21 05:00)
総合3のニュース一覧
- 富士通研、トロント大と新協定 量子コンピューティング研究加速(17/09/21)
- 日本人ノーベル賞有力候補に 桐蔭横浜大の宮坂氏−米科学情報企業予想(17/09/21)
- 日系企業、バングラに熱視線−安い人件費魅力、中国から拠点シフト(17/09/21)
- スマホでQR決済 LINEなどに対応 ネットスターズ、専用端末を開発(17/09/21)
- JAXAと独DLR、航空宇宙技術開発で連携(17/09/21)
- 「軽減税率廃止を」−日商会頭、消費税10%時の使途拡大で(17/09/21)
- 3地銀統合の新会社、社長にりそなHDの菅氏(17/09/21)
- りそな銀と日本公庫、中小・農林水産振興で連携(17/09/21)
- 富士運輸、効率的な物流体制を構築するシステム外販(17/09/21)
- きょうの動き(17/09/21)
- サウジアラムコ、来年1―3月期にも決算公表へ−IPOに向け備え(17/09/21)
- 米裁判所、トイザラスの20億ドル借り入れを承認(17/09/21)
- アイカーン氏出資の米製油会社、バイオ燃料のクレジット購入(17/09/21)
- 三菱ケミカル、ハリケーン被害に義援金10万ドル(17/09/21)