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[ トピックス ]
(2017/9/27 05:00)
米デュポンと帝人リード
アラミド繊維の市場が拡大している。先進国を中心に航空機や自動車、通信など広い分野で用途開拓が進み、新興国でも衣料品用途の需要が伸びている。市場を二分する米デュポンと帝人が積極的な設備投資や製品開発を進める一方、新興国メーカーも成長市場を虎視眈々(たんたん)と狙う。厳しい競争に打ち勝つには有望な需要家との共同開発の推進と、幅広い分野での採用獲得が求められる。(小野里裕一)
パラ系、盤石も…―用途開拓へ相次ぐ設備投資
デュポンが1967年にアラミド繊維を発売してから17年でちょうど50年。この間、品質や生産プロセスの改良とともに、用途開拓も進んだ。業界では80年以降、化学繊維メーカーが多くの高機能繊維を開発し、繊維間の競争は激化の一途をたどってきた。だが...
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(2017/9/27 05:00)
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