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[ 科学技術・大学 ]
(2017/12/12 21:00)
政府の宇宙開発戦略本部(本部長・安倍晋三首相)は12日、国の宇宙開発の基本方針となる宇宙基本計画に基づき、ロケットや人工衛星の開発・運用スケジュールなどを示す工程表を改定した。
改定された工程表では、米国が構想している月周回軌道上の有人の探査拠点や、国際協力による月面探査などについて検討を進めると明記。日本初の月着陸機「SLIM」を2020年度内に打ち上げるとした。
来年度から4機体制での運用が始まる日本版全地球測位システム(GPS)衛星「みちびき」の利用拡大に向けた環境整備なども盛り込んだ。
安倍首相は同日の会合で「月周辺の宇宙空間の開発など、人類の活動領域が大きく広がりつつある。米国などとの関係を強化し、国際宇宙探査の議論を加速化してほしい」と話した。(時事)
(2017/12/12 21:00)