[ 科学技術・大学 ]

【電子版】毛髪で、がん・糖尿病を早期診断へ 理研など研究開始

(2017/12/30 10:00)

  • 毛髪に起きる変化と健康状態の悪化を関連付けるマーカーの特定や、病気の早期診断に向けた技術開発を目指す

健康状態解析、物質・成分変化の特定狙う

 毛髪の形や成分の変化から健康状態を解析する技術を開発するため、理化学研究所とアデランス、ヤフー、島津製作所などは27日、共同研究を始めたと発表した。今後2年間で技術を開発できれば、生活習慣の改善や適切なサプリメントの提案などに活用する。将来は医療機関の参加を得て、がんや認知症などさまざまな病気の早期診断に役立てることを目指す。

 理研の辻孝チームリーダーによると、毛髪は現在、麻薬や薬物の検出に使われるが、がんや糖尿病などの患者では特有の成分変化が起きるとの論文がある。ストレスや過労で抜け毛や白髪が増えることも知られるが、毛髪に起きる変化と健康状態の悪化を関連付け、程度が分かるような基準がなかった。

 血液や尿の検査ではその時点の健康状態しか分からないが、毛髪は1カ月で1センチメートル程度伸びるため、約12センチ分あれば過去1年間の健康状態を調べられる。

 理研などはまず全国の健康な約1万人を対象として、毛髪20~30本を提供してもらうほか、健康状態や生活習慣のアンケートに答えてもらい、データベースを構築する。2年間で解析技術を開発できれば、医療機関の協力を得て、がんなどの早期診断に結び付く物質や成分変化の特定に取り組む。(時事)

(2017/12/30 10:00)

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