【電子版】レジなしコンビニ「アマゾン・ゴー」 一般向け開店－米シアトル

米アマゾン・ドット・コムのレジ精算不要のコンビニ型店舗「アマゾン・ゴー」（2017年5月、時事）

レジなしコンビニ、スマホで自動精算

　【シリコンバレー時事】米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが本社のあるシアトルに開設したコンビニ型店舗「アマゾン・ゴー」が22日、一般向けに開店した。商品を持って店を出ると自動的に支払いを済ませられるのが特長で、利用者はレジに並ぶ必要がない。今後の展開は明らかにしていないが、店舗の無人化や省力化に向けたモデルとなる可能性がある。

　利用者は、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを、入店時に自動改札のようなゲートにかざす。商品を棚から取ったり戻したりするのをセンサーやカメラが認識し、持ち去った商品だけが退店後に課金される。

　店舗は約167平方メートルで、日本の平均的なコンビニよりも広め。食品や総菜などを販売しており、商品の陳列や調理のための従業員はいる。

　2016年12月からアマゾンの従業員向けとして実験的に運営されていた。米紙USAトゥデー（電子版）によると、この日は朝7時の開店前から利用者らが列をなし、客のユバル・フレミングさんは「ショッピングの未来の姿だ」と語った。