[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】MRJ、初のキャンセル 米イースタン航空40機分

(2018/1/26 17:00)

MRJの契約キャンセルは、イースタン航空の経営難による買収で航空事業から撤退するための措置だという(ブルームバーグ)

イースタン経営難で事業撤退、米スウィフト買収で方針変更

 三菱重工業傘下の三菱航空機と米イースタン航空は、開発中の国産初のジェット旅客機、三菱リージョナルジェット(MRJ)の購入契約40機(オプション契約含む)をキャンセルすることで合意した。イースタン航空が買収されたことに伴い航空事業から撤退するための措置で、MRJの契約キャンセルは初めて。

 イースタン航空は2014年9月に40機のMRJ購入契約を締結。しかし同社は経営難に陥り、米スウィフト航空が一部事業を買収していた。三菱重工の広報担当者、家近玲子氏は、MRJの契約履行についてはスウィフトではなく引き続きイースタンと協議していたが今回、正式に契約をキャンセルすることで合意に達したと語った。

 その上で家近氏は「イースタン航空側の経営方針変更がキャンセル理由であり、MRJの開発遅延などが要因ではない。現在進めているMRJビジネスや開発や製造に大きなインパクトはない」とコメントした。また、具体的な契約解除の日付など詳細は開示していないと付け加えた。

 MRJの契約数は、最新のロックトン社との購入基本合意分も合わせて合計受注機数は447機(確定243機、オプション180機、購入権24機)だったが、今回のキャンセルで407機となる。

 三菱重工の大宮英明会長はスイスで開催中の世界経済フォーラムのダボス会議で現地時間25日、ブルームバーグ・ニュースの取材に対し、MRJの開発状況の遅れ性能に起因するものではなく、イースタン航空側の経営判断からキャンセルとなる可能性もあるとの見通しを示していた。また、大宮会長は、開発は順調で初号機の納期には間に合うだろうと強調した。

 三菱航空は当初は13年の初号機引き渡しを目指していたが、これまでに納入時期を5回延期。最初の納入先であるANAホールディングスへの20年半ばの納入を最優先し開発を進めている。現在は商用運航に必要な型式証明取得のため米国で飛行試験に取り組んでいる。三菱航空はMRJの新たな契約確保のため2月に開催されるシンガポール航空ショーにも出展予定。(ブルームバーグ)

(2018/1/26 17:00)

おすすめコンテンツ

おもしろサイエンス 
腸内フローラの科学

おもしろサイエンス 腸内フローラの科学

カラー写真と実例でわかる 
カビの分離同定と抗カビ試験

カラー写真と実例でわかる カビの分離同定と抗カビ試験

すぐわかる2D作図 BricsCAD入門

すぐわかる2D作図 BricsCAD入門

わかる!使える!粉体入門
<基礎知識><段取り><実作業>

わかる!使える!粉体入門 <基礎知識><段取り><実作業>

わかる!使える!レーザ加工入門
<基礎知識><段取り><実作業>

わかる!使える!レーザ加工入門 <基礎知識><段取り><実作業>

図解!生産現場をカイゼンする「管理会計」
新しい会計を生産技術者が知るための<なぜなぜ88>

図解!生産現場をカイゼンする「管理会計」 新しい会計を生産技術者が知るための<なぜなぜ88>

Journagram→ Journagramとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用してしています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる