[ 機械 ]
(2018/2/2 05:00)
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、固体酸化型燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービン(MGT)の組み合わせによる加圧型複合発電システム(写真)を三菱地所から受注し、設置工事に着手した。同システムの受注は今回が初めて。従来の発電システムに比べて二酸化炭素(CO2)排出量を約47%削減できる。2019年2月に本格運転する計画だ。
三菱地所が東京・丸の内で所有・運営する丸の内ビルディング(丸ビル)向けに受注した。同システムはSOFC内部で都市ガスを改質して水素や一酸化炭素を取り出し、空気中の酸素との化学反応により発電する。後工程のMGTによる発電で燃料を有効活用し、総合効率は65%以上に達する。
コージェネレーション(熱電併給)の場合には、残りの排熱を蒸気または温水として回収するため、総合効率は73%以上に高まる。
MHPSは16年度まで250キロワット級の実証に取り組み、国内4カ所に実証機を設置して安定稼働を確認。業務・産業用の実用モデルを開発し、17年夏に販売を始めた。
(2018/2/2 05:00)
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