三菱自、「アウトランダーＰＨＥＶ」一部改良 スイスで公開

三菱自動車は３月６日からスイス・ジュネーブで開催される「ジュネーブ国際モーターショー」で、プラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）「アウトランダーＰＨＥＶ」の一部改良モデルを世界初公開する。ＰＨＶシステムの大幅改良で静粛性が向上。加速・旋回性能の高いスポーツ走行や、氷雪路でも安全な運転が可能な走行モードも追加した。今夏に日本と欧州で発売する。

ＰＨＶシステムでは、新設計の駆動用電池とエンジンを搭載し、モーター出力を高めるなど主要構成部品の９割を改良した。エンジン排気量を２４００ｃｃ（従来は２０００ｃｃ）に増やしつつ、バルブタイミング制御などにより低回転域での発電の効率化を実現している。駆動用電池の容量を従来比１５％、最高出力を同１０％高めた。

またＬＥＤ（発光ダイオード）ヘッドライトやラジエーターグリルなどのデザインやパワーメーター表示を変更。質感や機能性を高めた。