スペースＸ、「ファルコン９」 50回目の打ち上げ成功

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  ５０回目の打ち上げに成功したファルコン９（ＹｏｕＴｕｂｅより）

米宇宙ベンチャーのスペースＸは日本時間６日、大型ロケット「ファルコン９」の５０回目の打ち上げに成功した。ケープ・カナベラル空軍基地（米フロリダ州）から打ち上げた。重量６トンのスペインの通信衛星を搭載しており、衛星を無事に軌道に投入した。２０１０年から始まった同ロケットの打ち上げサービスは７年９カ月で大きな節目を迎えた。

搭載した衛星は、高周波のため地上で混み合わない無線通信用電波を提供する。衛星が重いことや天候状況などを踏まえ、今回は再使用を想定した第１段ロケットの地上への着陸は実施しなかった。

ファルコン９は高さ７０メートル、直径３・７メートル、重量５４９トンの２段式ロケット。打ち上げ成功５０回目までの期間は米ロケット「アトラス５」が９年７カ月、スペースシャトルが１１年５カ月。今回の打ち上げで歴代の最短記録を打ち立てた。スペースＸは２月に現役では世界最大の積載能力を誇る大型ロケット「ファルコンヘビー」の打ち上げにも成功するなど、民間主体の宇宙開発をけん引し続けている。