【電子版】公道カート、20年度からシートベルト義務化 国交省が保安基準改正

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  国交省は公道カートの安全対策強化で、シートベルトやヘッドレストなどの装備を義務化する

　国土交通省は27日、外国人観光客らに人気の公道を走るカートの安全対策の強化に向け、同日付で道路運送車両の保安基準を改正したと発表した。シートベルトの装備などを義務化。製造事業者らの準備期間を考慮し、2020年度から段階的に適用する。

　基準改正では、シートベルトの他、夜間でも見えやすいよう尾灯を車体の高いところに設置し、衝突時の衝撃緩和のため、頭を支えるヘッドレストの装備も義務付ける。

　公道カートは遊園地のゴーカートに似た車体で、方向指示器などがある。一般道を走行できるが、車高が低く周囲の車から見えにくいため、安全対策の強化が急務となっていた。（時事）