【電子版】ロンドン市長ら、ディーゼル・ガソリン新車販売禁止 10年前倒しを要求

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  ロンドンのカーン市長らはディーゼル車とガソリン車の新車販売禁止を2030年から実施するよう英政府に求める意向を表明した（17年1月、ロンドン＝ブルームバーグ）

【ロンドン＝ロイターES時事】ロンドンのカーン市長ら英主要都市の首長は18日、ディーゼル車およびガソリン車の新車販売禁止を10年前倒しして2030年からとすることを英政府に求める意向を表明した。

　メイ英首相は昨年、40年からディーゼル車とガソリン車の新車販売を禁止する方針を示した。ただ、販売禁止にはハイブリッド車を含めるかといった点が不透明だった。政府はまもなく、禁止措置の詳細を発表する。

　カーン・ロンドン市長のほか、禁止の前倒しを求めたのは、マンチェスターやリバプール、オックスフォード、シェフィールド、ブリストルの各首長。カーン市長は、「30年までにガソリン、ディーゼル車の新車販売を禁止し、都市の『大気清浄ゾーン』実現を支援するとともに、全国での自動車更新計画を導入すれば、大気と健康を劇的に改善させられる」と訴えた。

英の脱ガソリン車計画、変更ない　HVは対象外

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  ロンドン市内の充電ステーションに接続されたフォルクスワーゲンのゴルフハイブリッド（17年8月、ブルームバーグ）

【ロンドン＝ロイターES時事】英政府がガソリンやディーゼルの新車販売を2040年から禁止する計画を後退させていると一部で報道されたが、政府筋は19日ロイター通信に対し、計画は維持されており、早ければ今週中にも詳細が発表されると語った。

　メイ政権が昨年打ち出したこの計画について、英紙フィナンシャル・タイムズは18日、「使命」に後退したと報じた。

　同筋は「2040年までにガソリンやディーゼルの新車販売を終わらせる」と明言。販売禁止に含まれるかをめぐり混乱があったハイブリッド車（HV）については「禁止する方針はない」と述べた。