【電子版】米テスラ、マスクCEOが大麻吸引で物議 ネット番組インタビュー中

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  米テスラのイーロン・マスクCEO（16年1月、香港＝ブルームバーグ）

【シリコンバレー＝時事】米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）が、ネット番組のインタビュー中に大麻とみられる葉巻を喫煙し、物議を醸している。番組が収録されたカリフォルニア州では大麻の娯楽用使用は合法だが、上場企業トップとしての適性を疑う声が強まっている。

　6日夜に配信された番組で、男性コメディアンが葉巻を吸い始め、大麻が入っていると説明。「合法でしょ」と確認したマスク氏が受け取り、一度吸引した。「大麻はほぼ吸わない」とも語った。7日の米株式市場では、幹部の退社など経営の混乱も重なり、テスラの株価は一時、前日比約10％下落した。

　マスク氏は7月、タイの洞窟に閉じ込められた少年を救助した英国人ダイバーにツイッターで暴言を浴びせ、謝罪に追い込まれた。8月には株式の非公開化をツイッターで突然表明し、その後撤回するなど不安定な言動が目立っている。