[ ICT ]
(2019/5/21 05:00)
【ニューヨーク=時事】米連邦通信委員会(FCC)のパイ委員長は20日の声明で、米携帯電話3位TモバイルUSとソフトバンクグループ傘下の同4位スプリントとの合併について、過疎地を含めて第5世代通信(5G)の通信網を整備することを約束したとして、賛成する考えを表明した。「公共の利益にかなうため、(他の)委員に賛成することを勧告する」と強調した。
Tモバイルは20日までに、合併後の新会社が3年以内に国内人口の97%をカバーする5G網の整備などを柱とする計画をFCCに提出。3年間は通信料金を値上げしないことや、スプリント傘下でプリペイド携帯電話サービスを手掛けるブースト・モバイルを売却する方針も盛り込まれた。
Tモバイルとスプリントの合併には、司法省とFCCの承認が必要。司法省は2社の合併で競争が阻害されるとして難色を示している。2社は当初の合併期限である4月29日から7月29日に延期している。
(2019/5/21 05:00)