[ ロボット ]

【電子版】米アマゾンCEO、ロボがモノをつかむ技術 10年内に解決

(2019/6/10 05:00)

  • 米アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(6月6日、ネバダ州ラスベガス=Amazon blog/YouTube)

【ラスベガス=ロイター時事】インターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は6日、この先10年以内に人間と同様にモノをつかめる信頼性の高い商用ロボットが開発され、世界各地で倉庫作業の自動化が可能になるとの見通しを示した。

 ベゾス氏はアマゾンがラスベガスで開催中のイベント「リ・マーズ」で、家庭での高齢者介護や倉庫での物品の搬出入など、人間の作業を代替する技術の研究が企業や大学で急速に進んでいると指摘した。

  • アマゾンが「リ・マーズ」で発表した仕分けロボ「ペガサス」。デンバーの仕分けセンターでロボット工学の経験がない女性5人で稼働中の約800台を管理しているという(Amazon blog/YouTube)

 その上で「モノをつかむ技術は、向こう10年以内に解決済みの問題になっているだろう」としながらも、「これは途方もなく難題であることが明らかになっている。問題を解決するマシンビジョン(画像の取り込みと処理に基づいて機器を動作させる手法)への取り組みがまず必要だ」と述べた。

 アマゾンがこうした技術を配置するかどうかは明らかにしなかった。関係者がロイター通信に以前語ったところによると、アマゾンはボストン地域のスタートアップ企業、ソフト・ロボティクスが開発した技術の試験を実施したことがある。

(2019/6/10 05:00)

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