[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】ボルボ、4-6月営業益38%減 700人規模削減へ

(2019/7/20 05:00)

  • ボルボは貿易摩擦による利益圧迫で約230億円の固定費見直しに着手、下期業績の立て直しを狙う(18年11月、カリフォルニア州ロサンゼルス=ブルームバーグ)

【ストックホルム=ロイター時事】スウェーデン自動車大手ボルボは18日、固定費を20億クローナ(約2億1400万ドル)削減する方針を表明した。

 ボルボのサミュエルソン最高経営責任者(CEO)がロイター通信に語ったところによると、ボルボは関税の影響軽減策として生産計画を世界的に修正し、コストの見直しに着手。その結果、時間給を引き下げ、調査担当者を中心に750人を削減する方針を固めた。

 これにより7月から10億クローナのコストが削減される。残りの削減は、2020年上半期時点で完了している措置によって達成するという。ボルボの4-6月期の営業利益は前四半期比38.1%減の26億クローナと、減益率が1-3月期より拡大した。

 市場の状況は引き続き利幅を圧迫する見通しであるものの、販売台数の伸びとコスト削減策により、今年下半期は昨年同期に比べて「力強い」業績になると見込んでいる。

  • ボルボのEVトラック「FLエレクトリック」(同社提供)

EVトラック向け電池、サムスンと共同開発

【ロンドン=時事】スウェーデン自動車大手ボルボは18日、韓国サムスングループの電池メーカー、サムスンSDIと戦略的提携を結ぶと発表した。ボルボの電気トラック向けのバッテリーを共同開発する。

 自動車各社が電気自動車(EV)の開発に力を入れる中、最重要部品の一つのバッテリーで手を結ぶ。提携では、ボルボの電気トラックに適したバッテリーをサムスンSDIが供給するという。

 ボルボのランステッド最高経営責任者(CEO)は「サムスンSDIとの提携は、われわれが世界に持続可能な輸送システムを示す上での重要なステップだ」と述べた。

(2019/7/20 05:00)

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