[ 機械 ]
(2019/7/25 05:00)
日刊工業新聞社は24日、「第49回機械工業デザイン賞」(経済産業省後援)の贈賞式を都内で開いた。最優秀賞の経済産業大臣賞にアマダとオークマが輝いた。日本力(にっぽんぶらんど)賞は、クボタとTMT神津(兵庫県三田市)が選ばれた。
来賓の橋本文子経産省クールジャパン海外戦略室長は「高いレベルの製品が受賞にいたりうれしい。昨年、経済産業省と特許庁はデザイン経営宣言を公表した。デザインを製品開発、経営に積極活用する企業を後押ししたい」とたたえた。
専門審査委員代表の青木弘行千葉大学名誉教授は「ハードのコモディティー化打開策としてソフトウエア開発に活路を求め、優れた操作性を訴求する製品が数多くあった」と総括。「デザインを広い意味に解釈する本制度の趣旨に照らすと、ソフト機能の充実策は非常に好ましい」と講評した。
家城淳オークマ社長は受賞者を代表してあいさつに立ち、「社員全員がいきいきと高みを目指し、世界の製造業の発展に貢献する取り組みにしたい」と決意表明した。
(2019/7/25 05:00)