【電子版】フェイスブック、「インスタ」「ワッツアップ」の名称変更へ 自社ラインアップ強調

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  大掛かりな名称変更ではないが、フェイスブックの製品ラインアップであることを明確にする（4月29日、バージニア州アーリントン＝ブルームバーグ）

　フェイスブックはチャットアプリ「ワッツアップ（WhatsApp）」と写真共有アプリ「インスタグラム（Instagram）」に自社名を加え、「インスタグラム・フロム・フェイスブック」、「ワッツアップ・フロム・フェイスブック」とする計画だ。

　こうした動きには賛否両論がある。両アプリともフェイスブック社外で誕生し、非常に異なる企業文化を持つほか、消費者との関係で独自のアイデンティティーを確立したことなどで成功したためだ。ワッツアップとインスタグラムの創業者は2018年にフェイスブックを相次いで去っている。

　「フェイスブックの一部である商品・サービスについてわれわれはより明確でありたい」と、同社の広報担当者は語った。

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  機能自体に変更はなくログイン画面やアプリストアなどが新名称で表示されるという（4月29日、バージニア州アーリントン＝ブルームバーグ）

　米連邦取引委員会（FTC）はフェイスブックの独禁法違反調査を行っており、同社が競争上脅威になる企業を排除し業界内で独占的な地位を確保するため競合他社を買収したかどうかを調べている。

　フェイスブックの広報担当者によると、名称変更は今後、両アプリのログイン画面のほか、アップルの「iOS」や「グーグルプレイ」のストアに反映される。ブランド名の見直しはジ・インフォメーションが先に報じた。フェイスブックは3月、新名称をテストすると表明していた。（ブルームバーグ）