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[ エレクトロニクス ]
(2019/8/28 14:00)
半導体受託生産の米グローバルファウンドリーズは26日、同業で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に対する特許侵害訴訟を起こし、米国際貿易委員会(ITC)に米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を含むTSMC製品を用いた広範な機器の輸入差し止めを求めた。
ITCに特許侵害を申し立てたグローバルファウンドリーズはまた、米国とドイツの裁判所でも民事訴訟を提起した。
訴訟の対象はTSMCに加え、同社の顧客であるアップルやブロードコム、クアルコム、ザイリンクス、エヌビディアなど。シスコシステムズやグーグル、レノボ・グループ(聯想集団)も訴えられた。TSMCはクアルコムやエヌビディアなどの企業が設計する半導体を生産し、そうしたTSMC製品がアイフォーンやレノボのパソコン、シスコのルーターなどに搭載される。
TSMCは裁判所の文書を一切受け取っておらず訴訟の詳細については承知していないと広報担当の孫又文氏は説明。その上で、「TSMCは常に知的財産を尊重しており、われわれのテクノロジーは全てわれわれ自らが開発した」と主張した。(ブルームバーグ)
(2019/8/28 14:00)