新型コロナ/クロスベイト、遠隔研修サービス開始 継続的な育成後押し

(2020/3/26 05:00)

  • クロスベイトの遠隔研修を受講するスチールプランテックの技術者ら

XrossVate(クロスベイト、東京都港区、松本晋一社長、03・6712・0037)は、ウェブを活用した技術者向け遠隔研修サービスの提供を26日に始める。新型コロナウイルスの感染拡大で新入社員ら社員向けの集合研修を中止・延期する企業が相次いでいる。従来の対面式の集合研修に遠隔式の研修メニューを追加し、顧客の選択肢の幅を広げることで企業の継続的な人材育成を後押しする。(総合1参照)

クロスベイトは自動車や電機など製造業で設計に携わる技術者向けを中心とした人材育成支援事業を展開する。遠隔式の研修を提供するのは初めて。米マイクロソフトが手がけるチャットベースのワークスペース「チームス」や、ウェブ上に表示したホワイトボードに手書き文字を入力するなど、プレゼンテーションやディスカッション(討論)の際に活用できるオンラインツールを組み合わせて遠隔研修を実施する。

利用企業側の大規模な初期投資は不要。インターネット環境とパソコンがあれば、クロスベイトから送信される専用URLにアクセスするだけですぐに利用を開始できる。講師と受講者が双方向でやりとりでき、討論や質疑応答など従来の集合研修に近い環境を再現できるのが特徴だ。

製鉄プラントのエンジニアリング事業を展開するスチールプランテック(横浜市港北区)は同遠隔研修サービスの先行運用を始めた。入社1―2年目の設計技術者を対象に、設計の基礎を体系的に学べる機会を提供している。

全8回の講座の終盤で新型コロナ問題が発生し、研修が滞る恐れがあったため遠隔研修の利用を決めた。

受講生からは「利用環境に慣れれば、集合研修に近い形で学べる。オンラインツールの活用で情報共有もしやすかった」「出張で集合研修に参加できない場合にも活用できそう」などの声が挙がった。

同社の久保博嗣取締役は「対面で行う研修が基本だが、新型コロナのような緊急事態が発生した場合に有効活用できる。今後はウェブだからこそできる研修の付加価値にも注目し、活用を検討していきたい」とした。

(2020/3/26 05:00)

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