新型コロナ／困窮する学生支えよう 東大阪モノづくり体験塾、中小に要請

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  東大阪モノづくり体験塾が昨年３月に東大阪市で開いた合同発表会（最前列が大学生ら）

東大阪モノづくり体験塾（西藪和明代表＝近畿大学理工学部教授）は、新型コロナウイルスの感染拡大で経済的に苦しい大学生をアルバイトとして緊急募集する要請を中小企業に始めた。モノづくりの街の東大阪地域で学ぶ学生を、大学と企業のネットワークを生かし支援する。企業は製造業が主な対象。期限や募集人数は設定していない。

企業は東大阪モノづくり体験塾を通しアルバイトを募り、近畿大などが学生に採用募集を案内する。近畿大の学生は体験塾で、中小でのモノづくりの体験や企業との合同発表会に参加している。希望する学生は企業に直接連絡する。ほかの東大阪地域の大学にも呼びかけを検討している。

体験塾は地域の中小と大学生らをモノづくり体験や合同発表会で橋渡しするネットワークを築いている。こうした企業などに採用を求め、新型コロナでアルバイト先がみつからず生活費や学費に困っている学生を支える。学生には地域のモノづくりの魅力を知ってもらい、就職先の候補にも勧めたい考えだ。

採用に応じる中小は体験塾事務局の大阪シティソリューション（大阪府東大阪市）のウェブサイトから申込書に記入し、電子メールかファクスをする。（東大阪）