(2020/7/15 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発売する月刊誌「型技術8月号」の特集では「型づくりと金属AM(付加製造)の最新動向」を取り上げる。
数年前に樹脂を用いた3Dプリンターがブームになった。一方、金属を造形材料とする3Dプリンターは機械の価格と用途の広がりに課題を抱え、本格的な実用化には至っていない。それでも航空機や自動車などの一部の部品で金属積層造形法が導入され始めている。さらに、金型作りでも金属積層造形技術をベースにした金属AMが公的研究機関を中心に試験的に導入され、さまざまな成果を生み出している。
今特集では、金属AMの基礎を解説し、さらに国内外の大学での金属AMの研究開発動向や国内の公的研究機関での金型への活用事例、および国内の工作機械メーカーの金属AM機械の開発動向を詳しく紹介している。実用化に向けた開発が進む金属AMだが、3次元データがあれば図面なしでも部品を作れ、また従来の加工法では不可能な形状も作製できる。今後も注目したい金属AMだ。
(2020/7/15 05:00)