サンコー技研、子ども用フェースシールド投入 首回りに楽に着用

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  子ども用フェースシールド「スマイルシールド」

【東大阪】サンコー技研（大阪府東大阪市、田中洋美社長、０７２・９６４・３２０４）は、首回りに楽に着用できる子ども用フェースシールド「スマイルシールド＝写真」を発売した。原形は打ち抜き成形したポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）製シート。

折り目に沿い曲げて立体化し、６カ所の穴に通したヒモを留め具で締めて着用する。消費税抜きの価格は６００円。自社のウェブサイトで受注し、学校・医療向けは割引でまとめた量の販売を見込む。月産能力は３０万個。

首回りで下から支えるため、額などにフレームで固定する方式と比べ負担感が少ない。顔全面を覆うのでマスクとの二重着用は不要。活発に動いても外れにくい。全面が透明で顔を隠さずに済み、コミュニケーションしやすい。

学校での勉強や家での生活でも、少ないストレスで使えるとしている。曇り止め加工も施した。

同社は電子基板や金属・樹脂の精密打ち抜き加工を手がけている。金型から１回の打ち抜きで製品を量産できる技術を生かし、新型コロナウイルス感染症対策のスマイルシールドを製品化した。