新型コロナ／東京マイクロ、消毒・拭き取り不要の卓上パーテーション

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  ワンタッチでフィルムを巻き取れる卓上パーテーション

ワンタッチで巻き取り

東京マイクロ（東京都大田区、久保浩嗣社長、０３・３７５６・５２８１）は、新型コロナウイルス感染症対策商品として、間仕切り用フィルムをワンタッチで巻き取れる卓上パーテーションを開発した。消毒や拭き取り作業などの手間が不要となり、常に清潔な状態を保てる。価格は２万９８００円（消費税抜き）で９月に発売する。飲食店や学校など幅広い需要を開拓する。

新開発のパーテーション「Ｂｏｗｌｓ（ボウルズ）」は、大きさが幅７００ミリ×高さ６９０ミリ×奥行き３１０ミリメートルで、フィルムを除く重さが２・９キログラム。鉄製のフレーム部と間仕切りに使う２軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）フィルムで構成する。

モーターなどが入った制御ボックス表面のボタンを押すと、ＯＰＰフィルムが横方向に動き数秒で巻き取る。国際特許を申請中。フィルム表面の拭き取り作業が不要で常に清潔な状態を維持できるほか、清掃スタッフの感染リスク軽減にも役立つ。市販のフィルムを使用してコストを低減した。また独自のフィルムテンション機能を備え、フィルムをたるみにくい状態に保つ。

飲食店や観光施設、学校など幅広い施設での利用を想定しており、今後は下部の間口をより大きくしたタイプや、フィルムを縦方向に巻き取るタイプを追加する。

本体の幅やフレーム部の色が異なる商品も順次投入し、ラインアップを拡充していく計画だ。