- トップ
- 機械・ロボット・航空機1
- 記事詳細
(2021/9/9 05:00)
日刊工業新聞社が10日に発売する「機械設計」10月号は「ポンプの開発トレンドと設計技術」を特集した。ポンプの業界動向や開発の傾向、設計技術などを紹介する。
外山技術士事務所の外山幸雄所長は「ポンプ業界の現状、課題および将来展望」と題し、総論を執筆。このほか荏原やクボタ、新日本造機(東京都品川区)などの技術者らが各業界向けのポンプ開発事例や動向などについて執筆した。水中、インフラ、自動車、産業機械などの業界を対象として、ポンプの基本設計や米国規格への対応、ユーザーの要望への具体的な対応方法などを取り上げている。
ポンプは多様な分野で活用される重要な機械要素で、上下水道やプラントなど液体を用いたシステムの心臓に例えられる。工作機械や自動車などの流体制御にも必須で、ポンプ技術の向上は製品の高付加価値化に不可欠とされる。近年では、従来ポンプを手がけていなかった部品メーカーなどが安定成長の見込みから、自社技術とかけ合わせたポンプ開発に乗り出すなどの動きも活発化している。
(2021/9/9 05:00)