[ ICT ]
(2019/5/23 12:00)
華為技術(ファーウェイ)への米国製部品・ソフトウエアなどの供給の事実上の禁止の影響が広がる中、通信会社はファーウェイの新型スマホの販売を延期している。日本ではNTTドコモが予約受け付けを停止し、KDDIやソフトバンクが発売延期を発表したが、英国でも同様の動きが起きている。
英BTグループはファーウェイのスマホが基本ソフト(OS)のアンドロイドを使えるかどうか不透明なことを理由に、英国初の第5世代通信(5G)ネットワークへの採用を見送ることを決定した。同グループの広報担当が明らかにした。
BTグループ消費者部門責任者、マーク・アレラ氏は来週の5Gサービス開始を前に記者団に対し、「これに関する情報がもう少し得られるまでファーウェイ機器の採用を保留する」と述べた。
競合する英ボーダフォン・グループはファーウェイの5G対応スマホ「Mate 20X」の英国での予約受け付けを停止。「ファーウェイの5G対応新型デバイスに関する不確実性が存在する間の一時的措置だ」と説明した。
英小売りチェーンのディクソンズ・カーフォンも22日午後、ファーウェイの5G対応スマホの予約受け付けを停止した。広報担当が明らかにした。(ブルームバーグ)
(2019/5/23 12:00)