日刊工業新聞

ニュースタイムライン

2019.12.12 05:00

ノーベル賞授賞式 吉野さん、笑顔で受賞実感「最高です」

「最高です」―。旭化成の吉野彰名誉フェローはノーベル賞の授賞式後に、こう喜びを語った。授賞式は10日(日本時間11日)にスウェーデン・ストックホルムのコンサートホールで開かれ、吉野さんは約1600人の招待客らが見守る中、カール16世グスタフ国王から化学賞のメダルと賞状を授与された。

2019.12.10 12:00

【LIVE配信】ノーベル賞授賞式

日本時間11日0:15~ 物理学、化学、生理学・医学、文学、経済学の受賞式模様をLIVE配信(ストックホルム・コンサートホール)

2019.12.10 12:00

【LIVE配信】ノーベル賞授賞式

日本時間10日20:45~ 平和賞の受賞式模様をLIVE配信(オスロ市庁舎)

2019.12.10 05:00

ノーベル化学賞・吉野さん、今夜授賞式 記念講演で「持続社会には電池が中心的な役割」

旭化成の吉野彰名誉フェローは10日(日本時間11日0時半)、スウェーデンのストックホルムで開かれるノーベル賞授賞式に出席する。そこでカール16世グスタフ国王から化学賞のメダルと賞状を授与される。吉野さんは8日の記念講演で、持続可能な社会の実現には「電池が中心的な役割を担う」と強調した。

2019.12.06 05:00

吉野彰さん、ノーベル賞授賞式へ出発 「環境問題でメッセージを世界に」

ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰旭化成名誉フェローが5日、授賞式が行われるスウェーデンの首都ストックホルムへの出発に先立ち、成田空港で会見。吉野さんは「一番楽しみにしているのは記念講演。環境問題に関して、こういう道筋があるというメッセージを世界に送りたい」と意欲を見せた。

2019.11.28 05:00

ノーベル賞・吉野氏、小泉環境相を表敬

ノーベル化学賞受賞が決まった旭化成の吉野彰名誉フェローが27日、小泉進次郎環境相を表敬訪問。吉野氏によると、2人は環境問題への対応について議論。吉野氏は「そろそろ環境、経済、利便性の三つの共存が実現する時期が来てもいいのでは」と語ったという。

2019.11.27 05:00

ノーベル賞・吉野氏、スウェーデン大使館で祝賀会 記念講演内容は「吟味中」

2019年のノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成の吉野彰名誉フェローは26日、スウェーデン大使館で開かれた祝賀会に出席。ペールエリック・ヘーグベリスウェーデン大使より功績をたたえられた。授賞式について「講演で世界に発信する内容を吟味している」と講演内容の準備状況を報告した。

2019.11.20 05:00

東芝、水島フェローに特別賞 リチウムイオン電池開発貢献で

東芝はリチウムイオン電池の開発に貢献した水島公一エグゼクティブフェローに特別賞を授与した。今年のノーベル化学賞は、旭化成の吉野彰氏らの受賞が決まったが、同時受賞が有力視されていた水島氏は受賞を逃した。車谷会長は「水島さんの功績を誇りに思っている。後進となる研究者や技術者を育ててほしい」と語った。

2019.11.12 05:00

「技術・科学は社会を変える」安倍首相、ノーベル賞吉野氏を称賛

安倍晋三首相は11日、ノーベル化学賞受賞が決まった吉野彰旭化成名誉フェローと首相官邸で面会。首相は「技術、科学の力はまさに社会を変えるということを実感した。電気自動車の実用化も進み、地球環境にも大変な貢献をしてもらっている」とたたえた。

2019.11.04 05:00

令和初の文化勲章親授式、ノーベル化学賞・吉野氏ら出席

文化の日の3日、令和初の文化勲章親授式が皇居・宮殿で行われた。ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏ら受章者6人が出席。勲章を首に掛けた吉野氏は「重みと言いますか…これ実際重いんです」と記者団を笑わせ、「私に頂けたことを非常にうれしく思っています」と語った。

2019.10.30 05:00

文化勲章、旭化成・吉野氏や阪大の坂口氏ら6人選出 吉野彰氏「今までとは違う重み」

2019年のノーベル化学賞の受賞決定に続き、文化勲章受章と文化功労者選出が決まった旭化成の吉野彰名誉フェローは、東京・丸の内で会見し「文化全般の大きな貢献に関わっており、今までとは違う重みがある」と喜びをかみしめた。

2019.10.23 05:00

ノーベル賞の吉野氏、竹本科技相を表敬 基礎研究の重要性強調

旭化成の吉野彰名誉フェローが竹本直一内閣府科学技術担当相を表敬訪問し、受賞決定を報告。吉野氏は「リチウムイオン電池の発明にはノーベル賞を受賞した福井謙一先生や白川英樹先生らの成果が関わっている。元をたどると基礎研究がある」と基礎研究の重要性を強調した。

2019.10.21 05:00

ノーベル賞の吉野氏、萩生田文科相を表敬 受賞決定を報告

ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏が萩生田光一文部科学相を表敬訪問し、受賞決定を報告。萩生田文科相は「吉野さんの『失敗なくして成功なし』という言葉を子どもたちに伝えていきたい」と話した。

2019.10.18 05:00

若い研究者の今後に期待 ノーベル賞・吉野氏、堀場雅夫賞授賞式でエール

旭化成の吉野彰名誉フェローは17日、審査委員長を務める堀場雅夫賞の授賞式で「社会課題の解決に向けた最先端の研究、たゆまぬ努力を行う若い研究者の今後に期待したい」と受賞者にエール。さらに「リチウムイオン電池とAIや5Gなどの技術が融合することでゼロエミッションの世界が生まれる」と指摘した。

2019.10.18 05:00

経営ひと言/旭化成・吉野彰名誉フェロー「手つかずの宝物」

「科学には手つかずの宝物がたくさん残っている」と目を輝かせるのは、旭化成名誉フェローの吉野彰さん。宇宙や深海などは未知の領域で、何が起きているのか手つかずの謎が多くある。「仮説を立てながら進めば、宝物やノーベル賞にもつながると伝えたい」。

2019.10.17 05:00

ノーベル賞の吉野氏、地元に凱旋 リブテック理事長報告会で若手研究者へエール

吉野彰氏は理事長を務めるリチウムイオン電池材料評価研究センターで受賞報告。若手研究者からの技術報告会では「ずば抜けた特性があれば、問題点が多くても解決していけばよい」と助言。「30代半ばは一定の権限をもらえると同時にリスクも取りやすい。35歳の未来に向けて勉強しておくとよい」とエール。

2019.10.16 05:00

産業春秋/悲願のノーベル経済学賞

ノーベル賞の中で経済学賞だけはいまだに日本人受賞者がおらず、悲願となっている。日本人受賞者ゼロの背景には、経済学の中心が第二次大戦後は米国であり、米国を研究の場としていたかどうかが重要な鍵を握るという説がある。今年の受賞者3人もハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の教授だ。

2019.10.16 05:00

ノーベル化学賞・吉野氏、名城大で講義 学生と「10年後のニーズ」議論

旭化成名誉フェローの吉野彰氏は14日、教授を務める名城大学でノーベル化学賞の受賞決定後、初めて講義を行った。学生とのディスカッションに時間を割くのが“吉野流”講義の特徴。今回は「10年後のニーズとは何か」などで意見を交わした。

2019.10.11 05:00

ノーベル賞、官房長官「大変喜ばしい」

菅義偉官房長官は10日の会見で、旭化成の吉野彰名誉フェローがノーベル化学賞に輝いたことに「大変喜ばしく思う。21世紀以降の自然科学系3分野の受賞者は18人で、米国に次いで世界で第2位。まさに、わが国の基礎研究の水準の高さが世界で認められたもの」と強調した。

2019.10.11 05:00

リチウムイオン電池、「再デザインすべき時期に来ている」旭化成名誉フェロー・吉野彰氏

2019年のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰名誉フェローらが受賞することに決まった。吉野氏は日刊工業新聞の単独インタビューに応じ、受賞の抱負やリチウムイオン電池の今後の展望について語った。

2019.10.11 05:00

ノーベル賞、自然科学3賞出そろう 新分野切り開いた発見が受賞対象に

2019年ノーベル賞の自然科学3賞が出そろった。旭化成の吉野彰名誉フェローがリチウムイオン電池の開発で化学賞の受賞が決まり、日本中が歓喜に沸いた。他の2賞では細胞の低酸素環境への応答の発見、宇宙物理学の概念を変えた発見が受賞対象となった。

2019.10.11 05:00

ノーベル賞・吉野氏が見据える未来

長らくノーベル賞の有力候補と目されてきた旭化成の吉野彰名誉フェローがついに研究者として最高の栄冠を手にした。化学に目覚めた小学生時代から数え60年近くを経て、リチウムイオン電池の開発で2019年の化学賞に選ばれ夢をかなえた。

2019.10.11 05:00

「大学から電池を専門としていたら発明できなかった」ノーベル賞・吉野氏 都内で会見

旭化成の吉野彰名誉フェローは都内で会見し、「産業界の人がノーベル賞を取れたことは自慢できる」と喜びを語った。また、「大学から電池を専門としていたら発明はできなかった。分野の違う人の目で新素材を開発することが必要だった」と振り返った。

2019.10.11 05:00

ノーベル賞・吉野氏「日本中を刺激だらけに」

旭化成名誉フェローの吉野彰氏は10日、ノーベル化学賞の受賞決定から一夜明け、妻の久美子さんと東京都内で喜びの会見を開いた。日本中が祝福する中、「反響の大きさに驚いている」と語った。

2019.10.10 05:00

産業春秋/吉野さんの金言

吉野さんは日刊工業新聞の紙面やイベントに数多く登場し、創造的な技術について金言を残している。11年のインタビューでは「15年先に世の中が何を必要とするかを見極めることが重要だ」と話した。研究着手時にはIT革命を予想していなかったものの「未来からの信号をキャッチしていた」とか。

2019.10.10 05:00

社説/吉野氏にノーベル化学賞 リチウムイオン実用化で栄冠

吉野氏はインタビューの中で、どんな電池が求められているのかということに気付いたのは「“はやり言葉”がきっかけ。『コードレス』『ワイヤレス』という時代の流れの中で、世間が何を求めているのかという匂いを感じ取る、一種の嗅覚のようなものだと思います」と話している。

2019.10.10 05:00

「順番が来たら受賞すると思っていた」ノーベル化学賞に吉野氏ら3氏 IT社会の礎「リチウム電池」

吉野名誉フェローが二次電池を開発した過程には、00年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹筑波大学名誉教授の研究成果がある。白川氏は、これまで電気を通さないと思われていた高分子材料が電気を通すことを発見。導電性高分子の一種「ポリアセチレン」を見いだした。

2019.10.10 05:00

安倍首相、ノーベル賞の吉野さん祝福「日本人として誇り」

安倍晋三首相は9日、リチウムイオン電池の開発に貢献したとしてノーベル化学賞受賞が決まった吉野彰さんに首相公邸から電話し、「おめでとう。日本人として誇りに思う」と祝福した。

2019.10.10 05:00

吉野彰氏にノーベル化学賞 リチウムイオン電池開発、IT社会の実現支える

スウェーデン王立科学アカデミーは9日、ノーベル化学賞を旭化成の吉野彰名誉フェローと米テキサス大のジョン・グッドイナフ氏、米ニューヨーク州立大のマイケル・スタンリー・ウィッティンガム氏の3氏に決定した。

2019.10.09 19:10

ノーベル化学賞、旭化成フェローの吉野彰氏に リチウムイオン電池開発

2019年のノーベル化学賞に旭化成の吉野彰名誉フェローが選ばれた。リチウムイオン電池の開発が評価された。スウェーデンの王立科学アカデミーが9日発表した。

2019.10.09 05:00

ノーベル物理学賞、欧米3氏に 系外惑星発見と宇宙進化の解明貢献

スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2019年のノーベル物理学賞を米プリンストン大のジェームズ・ピーブルズ氏とスイス・ジュネーブ大のミシェル・マイヨール氏、ディディエ・ケロー氏の3氏に決定。

2019.10.08 05:00

ノーベル生理学医学賞、「低酸素応答」研究の米英3氏に

スウェーデンのカロリンスカ研究所は7日、ノーベル生理学医学賞を米ハーバード大のウィリアム・ケーリン博士と英オックスフォード大のピーター・ラトクリフ博士、米ジョンズ・ホプキンス大のグレッグ・セメンザ博士の3氏に決定。

2019.09.27 05:00

今年のノーベル賞発表、10月7日から

2019年のノーベル賞発表日程(目安)

生理学医学賞
10/7(月)11:30(日本時間 18:30頃)
物理学賞
10/8(火)11:45(日本時間 18:45頃)
化学賞
10/9(水)11:45(日本時間 18:45頃)
文学賞
10/10(木)13:00(日本時間 20:00頃)※2018年と2019年の2年分発表
平和賞
10/11(金)11:00(日本時間 18:00頃)
経済学賞
10/14(月)11:45(日本時間 18:45頃)
授賞式
12/10(火)
2019.10.07 05:00

ノーベル賞、きょうから発表 日本人2年連続に期待

2019年のノーベル賞受賞者の発表が7日から始まる。日本では、「小胞体」の中で変性したたんぱく質を検出・修復する仕組みを解明した京大の森和俊教授や酸化物半導体「イグゾー」を開発した東京工業大学の細野秀雄栄誉教授などの名前が挙がっている。

2019.10.04 05:00

「楽しい科学が未来支える」ノーベル賞受賞の大隅東工大栄誉教授、日本の若者へエール

東工大の大隅良典栄誉教授は3日、基礎研究のありかたや日本の研究環境について講演。「純粋な興味が後に大きな分野に発展していく」と基礎研究の重要性を訴えた。

2019.10.02 05:00

酸化物半導体「IGZO」、リチウム電池、ルイス酸触媒…ノーベル賞発表迫る 7日に生理学医学賞、日本人受賞者の誕生期待

ノーベル賞受賞者の発表が来週に迫った。2年連続となる日本人受賞者の誕生に期待が高まる。有力候補者とその研究業績を紹介する。

2019.10.02 05:00

ノーベル賞は「時代の空気」映す 阪大名誉教授・阿久津秀雄氏、研究にはヘテロな環境が必要

7日からノーベル賞の発表が始まる。スウェーデンにある日本学術振興会のストックホルム研究連絡センター長を務めた大阪大学の阿久津秀雄名誉教授に、日本の研究開発の現状や今後のノーベル賞受賞に向けた課題を聞いた。

2019.9.26 05:00

ノーベル賞有力候補、14年ぶり日本人選出されず 米クラリベイト予想 注目研究者に京大・森氏ら3人

米科学情報企業クラリベイト・アナリティクスが予測するノーベル賞受賞者の有力候補者に、日本人研究者は14年ぶりに選出されなかった。一方で注目研究者には京大・森氏ら3人が選ばれた。

2019.06.21 05:00

欧州発明家賞に吉野氏 リチウム電池開発に権威付け

欧州特許庁(EPO)主催の欧州発明家賞の授賞式が20日、オーストリア・ウィーンで開かれ、旭化成の吉野彰名誉フェローが受賞。日本人の受賞は2015年に名城大学の飯島澄男終身教授らが受賞して以来、4年ぶり。吉野氏はリチウムイオン電池の開発でノーベル賞の有力候補者の一人。

2019.06.21 05:00

欧州発明家賞、受賞の吉野氏「好奇心で研究持続」

欧州特許庁主催の欧州発明家賞の授賞式が20日、オーストリア・ウィーンで開かれ、旭化成の吉野彰名誉フェローがステージ上で喜びの言葉を語った。研究を続けてきた動機について「一言で言うと好奇心」と語り会場を沸かせた。

2019.06.19 05:00

「リチウムイオン電池」生みの親 旭化成・吉野彰名誉フェロー、欧州発明家賞にノミネート 日本人4年ぶり受賞なるか

欧州特許庁主催の欧州発明家賞の授賞式が20日にオーストリア・ウィーンで開かれる。リチウムイオン電池の生みの親としてノーベル賞受賞が期待されている旭化成の吉野彰名誉フェローがノミネートされている。日本人では15年に同賞を受賞した名城大学の飯島澄男終身教授以来、4年ぶり6人(チーム)目。

2019.4.30 05:00

令和の科学技術、進むべき道は ノーベル賞11人の警鐘

科学技術にとって平成の30年はどんな時代だったのか。日刊工業新聞は11人のノーベル賞受賞者にインタビュー。彼らの言葉から令和の科学技術を探る。

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