[ ロボット ]

東大、ロボットぶれ0.01mm修正−ティーチング効率化(動画あり)

(2015/12/1 05:00)


▲超高速動的補償でライントレースのティーチングを30分の1に

(東京大学提供)

▲超高速動的補償で人間とロボットが共同作業、人間の目に見えなくても高精度組 み立て
(東京大学提供)

東京大学情報理工学系研究科の石川正俊教授らは、ロボットの位置ずれや振動を自動で修正する超高速ビジュアルフィードバックシステム(写真)を開発した。ロボットの手先に超高速カメラと駆動機構を取り付け、映像を基にロボットのぶれを修正する。ロボットが大まかに動いても、手先の補償ユニットで0・01ミリメートルの精度に直す。工場で活用するとロボットへのティーチングを30―100倍効率化できるという。

1秒間に1000枚撮像する超高速カメラの映像から手先の位置を修正する。例えばロボットアームの先端が30ミリ秒の周期で揺れても、1ミリ秒ごとに位置を修正すれば揺れを相殺できる。制御分解能が0・01ミリメートルの駆動機構と組み合わせ、精密さを担保した。

ロボット全体の駆動精度を高めるために剛性を上げると機体が大きく、高コストになってしまう。超高速カメラでぶれを修正すれば、安価なロボットでもより速く、広い範囲...

(残り:197文字/本文:597文字)

(2015/12/1 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

ログインするとこんな内容・詳細が読めます

  • ロボットを中小企業に波及させるには、面倒なティーチング作業を減らすことが重要になる。石川教授らが取り組む仕組みにはどんなメリットがあるのか。

Journagram→ Journagramとは

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン