[ 科学技術・大学 ]

JAXA・三菱重工、X線天文衛星12日打ち上げ−ブラックホールの謎に迫る

(2016/2/10 05:00)

国内外の機関が参加

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、国産ロケット「H2A」30号機でX線天文衛星「ASTRO―H(アストロH)」を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から12日に打ち上げる。宇宙から飛んでくるX線を観測し、巨大ブラックホールなど宇宙の秘密を明らかにする。国内外の研究機関や企業が参加するビッグプロジェクトの成り行きに注目が集まっている。(冨井哲雄)

  • アストロHの想像図(JAXA提供)

アストロHの目的は宇宙の成り立ちと宇宙に潜む物理現象を解明することだ。宇宙にはダークマター(暗黒物質)の重力で集まった銀河の塊があり、高温で電離したプラズマが充満している。ここから出るX線を調べることで銀河の成長過程、暗黒物質や暗黒エネルギーの性質の解明などにつなげる。 

さらに宇宙には物質を吸い込む「ブラックホール」がある。ここから放...

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(2016/2/10 05:00)

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  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、国産ロケット「H2A」30号機でX線天文衛星「ASTRO―H(アストロH)」を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から12日に打ち上げる。巨大ブラックホールなどの秘密解明に向けて国内外の機関が参加するビッグプロジェクトだ。

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