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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/3/31 05:00)
医療機器メーカーが世界市場で躍進するため事業基盤の強化に相次ぎ乗り出している。日立製作所がグループで事業を再編するほか、キヤノンは画像診断装置大手の東芝メディカルシステムズの買収を決めた。国内首位のオリンパス、2位のテルモも次の成長に向け事業体制を改革する。医療機器市場はグローバルで急拡大する期待の分野だが、競争も激しい。国内メーカーはどこに成長の道を切り開いていくのか。各社の戦略を探る。
【M&A検討】
日立製作所は2018年度にヘルスケア事業で売上高6000億円を目指す。日立は診断・臨床、検査・試薬、インフォマティクス(サービス・プラットフォーム)の3分野を柱に事業を展開しており、14年度の売上高は3379億円。18年度には事業の営業利益率を現在の5・7%から10%に高め、海外売上高比率も62%から67%に引き上げる。
主力の画像診断機器に加え関連サービスも充実し、医療機関に対し...
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(2016/3/31 05:00)
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- 医療機器大手各社が新体制に移行し、事業拡大を目指す。最近ではキヤノンが東芝メディカルシステムズの買収を決めた。大手各社はどんな成長戦略を描き、次の一手を打つのか?