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【電子版】先週の注目記事は?(解説つき)

(2016/8/23 05:00)

■ランキング・ベスト10(8/15~8/21)

1位 日産、横浜工場で新型エンジンを来年生産開始−圧縮比自在に変化

2位 アニメ「ばくおん!!」 ホンダ・ヤマハなどがコラボ−2輪復活へ若年層掘り起し

3位 車の「乗っ取り」が現実に−日本車のハッキング実験成功 海外ではリコールも

4位 リオ五輪・舞台裏の競争−キヤノン・ニコンのカメラ対決に富士フイルム参戦

5位 阪大、立体形状のアルミ・CFRPを自動接合−車・鉄道車両の軽量化に期待

6位 シャープ、鴻海出資完了で戴体制動き出す−ディスプレー再建が焦点

7位 日立、和光純薬工業の買収に名乗り−富士フイルムも意欲、熾烈な争奪戦へ

8位 ドライブレコーダー、国内市場が活況−運転支援など高機能化

9位 深層断面/日本のAI戦略、“反転攻勢”できるか−「量より質のデータ」に活路

10位 MRJ、新千歳に初着陸−米国飛行試験に備え

■解説:日立、和光純薬工業の買収に名乗り−富士フイルムも意欲、熾烈な争奪戦へ

このところ医療・ヘルスケア分野での再編劇が目立っている。大がかりなM&A(合併・買収)として記憶に新しいのが、3月のキヤノンによる東芝メディカルシステムズの6655億円での巨額買収だ。一方で、医療機器から医薬品、再生医療を含め総合ヘルスケア会社へと変貌を遂げる富士フイルムホールディングスは、東芝メディカルをめぐってキヤノンに競り負けはしたが、和光純薬の買収でも意欲を示す。

さらに、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のようにヘルスケア事業を成長戦略の柱の一つと位置付ける日立製作所も、和光純薬買収に名乗りを上げた。日立は子会社の日立メディコと2010年に買収した日立アロカメディカルを4月に日立本体に吸収、両社の製造部門を統合した子会社も設立した。8月には三菱重工業からX線治療装置事業を譲り受けることで合意している。

ヘルスケア分野は多額の研究開発費が必要で、製品投入までの期間が長いといった難点はあるものの、逆にそれが参入障壁となるうえ、好不況にあまり関係せず、付加価値も高い。先進国の高齢化や新興国の所得水準向上で、世界的に医療支出の増加が見込まれる中、数少ない成長市場をめぐって今後も新規参入や買収が相次ぎそうだ。

(2016/8/23 05:00)

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