[ 自動車・輸送機 ]

高速・一般道の周辺検知を両立−富士通研、自動運転向け半導体を開発

(2016/10/13 05:00)

富士通研究所(川崎市中原区、佐々木繁社長、044・754・2613)は自動運転車向けに、車載レーダーの心臓部となる世界最高性能のミリ波相補型金属酸化膜半導体(CMOS)回路を開発した。相対速度で時速200キロメートルまでの高速走行時の周辺監視と、歩行者や自転車、障害物など周辺環境の検知の両方に対応するレーダーが初めて実現する。今後、プロセッサーなどを集積して1チップ化し、2020年以降に実用化する。

開発したのは、76ギガ―81ギガヘルツ(ギガは10億)の広帯域にわたって、従来比約4倍速い1マイクロ秒(マイクロは100万分の1)当たり最大2ギガヘルツの最速で周波数を変調できるCMOS回路。変調速度を上げると対象物の検知範囲が広がる。従来は温度を上げると変調速度が遅くなる課題があったが、今回、高温環境下でも正確に動作させるための補正回路を開発して導入した。

これで、約25度―約150度C...

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(2016/10/13 05:00)

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