トヨタの通期見通し、営業益４０％減−上方修正で減益幅が縮小

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トヨタ自動車は８日、２０１７年３月期連結決算業績予想（米国会計基準）を上方修正し、営業利益が前回８月公表時比１０００億円増の１兆７０００億円（前期比４０・４％減）になりそうだと発表した。連結販売台数は北米などの下振れで同５万台下方修正したが、原価改善の積み増しなどでカバーする。当期純利益も同１０００億円増の１兆５５００億円（同３３・０％減）と上方修正、売上高は据え置きの２６兆円（同８・５％減）とした。

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  決算について説明する伊地知副社長

グループ一丸となった原価改善が利益を押し上げた。都内で会見した伊地知隆彦副社長は「英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定以降に始めた緊急収益改善活動が順調に進んでいる」と強調した。

原価改善効果は前回８月公表時から４００億円を積み増し、通期で４１５０億円とした。為替レートは対ドル１０３円、対ユーロ１１４円と、それぞれ８月時点から１...