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[ 科学技術・大学 ]
(2017/6/27 05:00)
理化学研究所革新知能統合研究センターの杉山将センター長(東京大学教授)と東大大学院新領域創成科学研究科の石田隆大学院生らは、不正解から正解を学習する人工知能(AI)技術を開発した。既存のAIは大量の正解データを学習させる必要があるが、正しいデータを集めるにはコストがかかる。不正解データも活用すれば、従来より少ない作業量で高レベルのAIが開発可能。AIによる文字認識や画像識別など幅広く応用できる。
実験では正解データを教える学習法と同等かそれ以上の精度を確認した。手書き文字認識では88%の精度だった。
一般的には、がん細胞をAIで探す場合、がん細胞や内皮細胞、筋細胞などの正しいデータをAIに学習させる。AIは正解からの誤差を最小化して正解率を高める。
杉山センター長らは不正解データを与え、不正解からの誤差を最小化した。この結果「これはがん細胞ではない」「これは内皮細胞でない」といったデ...
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(2017/6/27 05:00)
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