[ 政治・経済 ]

環境・国交省、「連結トラック」導入補助−運転手不足で物流効率化

(2017/8/17 05:00)

  • ダブル連結トラック実験協議会 提供

環境、国土交通両省は16日、物流を効率化し、運転手の長時間労働の改善につながると期待される連結トラックなどについて、導入する運送会社に補助金を出す方針を固めた。1台で運べる荷物の量を増やしたり、荷物の積み下ろしに伴う待ち時間を減らしたりできる車両を普及させる。運転手の負担を軽くし、人手不足の緩和を狙う。2018年度予算概算要求に関連経費を盛り込む。

補助対象となるのは、大型トラック2台分の荷物を運べる「連結トラック」と、荷台を切り離せ荷物の積み下ろし時間を短縮できる「スワップボディコンテナ車両」。これらの新型トラックは運転手不足解消の切り札とされているが、導入コストが高く、普及が遅れている。

運送業界では、インターネット通販の急成長による荷物取扱量の増大などでトラックの運転手不足が深刻化。休日出勤や残業増など長時間労働が問題になっている。物流効率化は二酸化炭素(CO2)の排出削減にも寄与するとみて両省は、補助金支給により、こうした車両を普及させる必要があると判断した。

連結トラックの場合、購入資金の3分の1を補助。18年度から5年間で数百台に助成する計画で、東京―大阪間など主要路線を行き来するトラックの一定割合を連結トラックに転換する方針だ。

(2017/8/17 05:00)

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