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[ 機械 ]
(2017/12/13 05:00)
川崎重工業は2018年度から、人工知能(AI)を活用し、産業用ガスタービンの故障を熟練者でなくても特定できるシステムの試験運用に乗り出す。約1万4000件にのぼる過去の不具合データを米IBMのAI「ワトソン」で分析、故障原因をデータベース(DB)化した。故障推論システムによって、DBを検索するだけで解決策が導き出せる。川重が得意な中・小型ガスタービンは、東南アジアなどで需要が拡大。同システムをアフターサービスに活用し、運用ノウハウに乏しい海外顧客の対応を万全にする。
川重はIoT(モノのインターネット)をベースとした遠隔監視や予防保全サービスを提供している。市場規模が国内の20倍以上と言われる海外は、高い稼働率を保障する長期保守契約が主流。海外市場の開拓には故障からの迅速な復旧など、メニュー拡大が有効と判断した。
川重はワトソンで過去の不具合情報を体系化したDBを構築。一定のガスタ...
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(2017/12/13 05:00)
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