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(2018/5/15 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発行する「型技術6月号」は、「放電加工を極める!―メリットを引き出す最新活用事例」を特集する。放電加工には、材料の硬さに関わりなく加工できる点や加工精度の良さなどさまざまなメリットがあり、切削加工と並び金型づくりの現場で多く使われている。特集では、放電加工に関する研究や放電加工機の最新機能、放電加工機ユーザーの取り組みを紹介した。
まず、ワイヤ放電加工の安定性向上に向けて、数値流体解析(CFD)を用いてワイヤ電極が通る加工溝から高効率に加工粉を排出する方法を検討した研究や、加工中のワイヤ電極の温度を測定し断線との関係を探った研究を紹介した。
ユーザー事例は、切削加工と放電加工の上手な使い分けで金型加工のリードタイム短縮を図った樹脂金型メーカーの取り組みや、ワイヤ放電加工機上での平面状態確認や専用治具の採用により金型プレートの高精度加工を実現した電子部品メーカーの事例など4件を掲載した。ほかにも、放電加工機の最新機能や金型への適用例、放電加工に向く新しい金型材料などを取り上げた。
(2018/5/15 05:00)