第64回十大新製品賞・喜びの声

(2022/1/28 05:00)

  • 祝辞を述べる寺門成真文部科学省科学技術・学術政策局科学技術・学術総括官(27日=経団連会館)

 2021年「十大新製品賞」では、モノづくりの発展や日本の国際競争力強化に役立つ製品17製品が受賞した。受賞企業からは喜びの声が上がった。(総合1参照)

増田賞

オークマ社長・家城淳氏

 増田賞の受賞は光栄の極み。日本発の「オークマものづくりDX」として脱炭素と自動化のソリューションを内包した次世代機。モノづくりを熟知したお客さまに使って頂き、世界をリードする高い生産性を実現して頂きたい。

  • 田中哲也経済産業省官房審議官(27日=経団連会館)

本賞

アイダエンジニアリング会長兼社長・会田仁一氏

 評価頂いた人工知能(AI)技術などは国連の持続可能な開発目標(SDGs)推進の一環として「安全・快適で環境に優しい製造現場」の実現に貢献する。顧客のモノづくりを最新技術で支えるため挑戦を続ける。

アマダ社長・磯部任氏、アマダマシナリー社長・田所雅彦氏

 大変な名誉でうれしく思う。研削加工の長年の課題を解決する画期的なプロファイル研削盤を開発できた。今後もデジタル技術を駆使した独創的な製品を開発し、モノづくりの可能性を広げていきたい。

SMC取締役執行役員・土居義忠氏

 ベルヌーイグリッパは、ベルヌーイの定理を応用し電子基板など凹凸の多いワークや布、紙などの搬送を可能にした。日頃の地道な製品開発が評価されたことは技術者の励みとなる。これからもお客さまの要望に応えていきたい。

川崎重工業エネルギーソリューション&マリンカンパニープラントディビジョン長執行役員・真田健司氏

 受賞したシステムは、当社のロボット技術を廃棄物処理分野へ適用したものであり、当社が目指す「安全安心リモート社会」の実現につなげていきたい。

ソディック社長・古川健一氏

 名誉ある賞を頂き大変うれしく光栄に感じる。「LPM325S」は造形技術の向上に加え、材料消費量と二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながる環境にやさしいモノづくりが実現できる。一層のモノづくり支援強化に努める。

大昭和精機社長・仲谷穣治氏

 創業より工具先の振れ精度にこだわりを持って取り組んできた我々にとっては、刃先動的振れ調整システムで受賞できたことを大変うれしく思う。このシステムが今後の切削加工業界に大きく寄与することを期待する。

ダイヘンクリーンロボット事業部長・平原頼夫氏

 名誉ある賞を頂き大変光栄に思う。半導体の生産性向上に貢献するため、ロボットの真空内搬送スピードを極限まで高めることに挑戦した。受賞を大きな励みとして、今後もさまざまな課題解決に取り組む。

ファナック社長・山口賢治氏

 名誉ある賞を頂き大変光栄に思う。ロボカットでは基本性能と使い易さの向上により、部品加工から高精度金型加工まで対応可能なワイヤ放電加工機を実現できた。数多くの注文を頂いている。これからも製造現場の発展に貢献したい。

不二越ロボット事業部長・中村成利氏

 名誉ある賞を頂き大変光栄に思う。今回の受賞は当社のアプリケーション開発への評価と感じている。独自の視覚制御は他工程へも応用が可能。今後さまざまな用途に展開し、製造現場での生産性向上に貢献していきたい。

安川電機モーションコントロール事業部サーボドライブ開発部部長・桐野博士氏

 お客さまの生産性向上はデジタルデータソリューションが重要。Σ―Xシリーズは「アイキューブメカトロニクス」を支える主力製品。今後もニーズに応える製品開発にまい進する。

日本力(にっぽんぶらんど)賞

日本電子社長・大井泉氏

 伝統ある賞を頂き心から感謝したい。当社で培った技術を応用し、電子ビーム金属3Dプリンターの商用化を実現した。高品質かつ再現性の高い造形や部品の一体化・軽量化による燃料消費削減など“革新的なモノづくり”に貢献していく。

日立製作所執行役常務(日立ビルシステム社長)・光冨真哉氏

 アーバンエースHFはニューノーマル時代のスタンダードとなるデザインや機能を追求した標準型エレベーター。今後も人・ビル・社会に新たな価値を提供し持続可能な社会の実現に貢献したい。

モノづくり賞

国際計測器会長・松本繁氏

 受賞した鉄道車輪粘着力測定装置は、車両の挙動や車輪・線路の素材研究に役立ち、将来の鉄道産業の発展に貢献できると自負している。今後も総合試験機メーカーとしての強みを生かした新たな製品開発に取り組んでいきたい。

新日本工機社長・中西章氏

 削れないという印象を持たれがちな大型の連続5軸機でありながら鉄などの重切削も可能とした。使いやすさにもこだわり5面加工が主体の現場でも多面加工に移行しやすく、生産性向上に貢献する機械として評価された点を大変うれしく思う。

TKR取締役・横内克政氏

 受賞製品は高精度・高速造形かつ歯科医療にも対応可能なサイズの造形を実現した。発展途上国向けに金属部品を使わない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」なども展開し、人々の健康で豊かな人生の形成に貢献したい。

ユアサ商事社長・田村博之氏

 今回の受賞を大変光栄に思う。受賞した製品はユーザーの課題解決を目指し、新しい技術をつないで実現した。今後も「つなぐ複合専門商社グループ」を目指し、ヒトやモノ、情報、技術をつなぎ取引先と新たな価値創造に挑戦する。

(2022/1/28 05:00)

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