太田純氏（三井住友FG社長）死去

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三井住友フィナンシャルグループ（ＦＧ）社長の太田純（おおた・じゅん）氏が２５日、膵臓（すいぞう）がんのため死去した。６５歳だった。社長の職務は当面、中島達副社長（６０）が代行する。近日中に後任を選定し公表する予定。告別式は近親者で行う。後日お別れの会を開く。連絡先は三井住友ＦＧ秘書室（０３・４３３３・５０４０）。喪主は妻の美由紀（みゆき）さん。

太田氏は１９８２年に京都大学法学部を卒業後、住友銀行（現三井住友銀行）に入行。プロジェクトファイナンス畑を２０年以上歩み、実績を上げた。また企画担当役員としてグループ再編やキャッシュレス戦略の策定にも携わった。

２０１９年に社長に就任しデジタル戦略に力を注いだ。２３年３月には画期的な個人向けアプリケーション「Ｏｌｉｖｅ」を始動。銀行口座やクレジットカード、ポイント残高などを一元管理できるサービスを提供し、金融界の耳目を集めた。２０年からは経団連副会長も務めている。