米大など、クモのゲノム解読−新繊維に応用期待

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  ゲノム解析されたアメリカジョロウグモ（スロベニア科学芸術アカデミー提供）

アメリカジョロウグモの全遺伝情報（ゲノム）を解読したと、米ペンシルベニア大学などの研究チームが米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。クモの糸を構成する２８種類のたんぱく質について、遺伝子を特定。このうち８種類のたんぱく質を新たに発見した。

クモの糸は軽くて強く、伸縮性のあるタイプもあり、新繊維素材に応用する研究が世界的に進んでいる。この研究成果は人工合成や大量生産の技術開発に役立つものと期待される。