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[ 科学技術・大学 ]
(2017/6/8 05:00)
茨城大学や国立極地研究所、千葉大学、国立科学博物館など22機関32人の研究チームは7日、地質時代「チバニアン」の登録に向けて、国際地質科学連合に千葉県の地層を国際標準模式地に認定するよう申請すると発表した。チバニアンは約77万年前の更新世の前期と中期の境界を示し、当時の環境変動を詳しく調べられる。イタリアの二つの地層も候補として申請する予定。早ければ2018年以降に決定される。
科学連合の作業部会など4段階の審査を経て模式地が決定される。最初の審査の結果は8月にも出る。千葉の地層は地磁気の逆転が明瞭に残っている点が強みだ。研究チーム代表の岡田誠茨城大教授は、「世界中で最も地磁気逆転がわかりやすい地層」と説明する。
(2017/6/8 05:00)