酪農特化の気象情報、ハレックスが提供 牧草を低費用・高品質化

ハレックス（東京都品川区、越智正昭社長、０３・５４２０・４３１１）は、北海道の浜頓別エバーグリーンＴＭＲセンターや東宗谷農業協同組合（ＪＡひがし宗谷）と組み、現地酪農家に気象情報を提供する。牧草の生育や乳牛の健康状態に関わる気象予測情報を提供し、酪農の低コスト化と生乳品質向上を図る。気象情報により酪農の競争力強化を後押しする。

今夏に試験的な気象情報の活用を始め、北海道のＩＴ企業をメンバーに入れて、２０１８年度に汎用のアプリシステムをつくる計画。ハレックスはＮＴＴデータ系の気象情報会社。農業向けにカスタマイズした気象情報提供が特徴で、ＪＡや農業法人向けに業務を拡大している。

北海道の酪農では、牧草の生育管理に不可欠な気象情報などを提供。乳牛の乳量や生乳の品質は、牧草の状態に左右される。ＴＭＲの牧草地の面積は１６４５万平方メートルと広大で、生育状態と天候予測で最適の刈り取り日が分かれば、...