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[ 科学技術・大学 ]
(2018/5/24 11:30)
77万~12万6000年前の地質時代に「チバニアン」と名付ける前提となる国際学会の審査が中断したことを受け、日本の地磁気研究者らでつくる地球電磁気・地球惑星圏学会は24日、茨城大などの研究グループが申請の根拠とした論文について「科学的結論は妥当」とする声明を発表した。
審査対象の地層には、77万年前に起きた地磁気逆転現象の痕跡がある。同学会によると、研究グループとは別の研究者らが論文を精査した結果、専門家が通常使う手法でデータを取得しており、結論は妥当と判断したという。
研究グループは千葉県市原市の地層を77万年前の地質時代の代表地点として、国際地質科学連合に申請。国内の別の団体から疑義が示され、審査が中断している。(時事)
(2018/5/24 11:30)