第36回発明大賞
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後援:文部科学省・経済産業省・特許庁・中小企業庁・東京都・日本商工会議所・日本弁理士会・東京商工会議所


発明大賞とは
「天才は1%のひらめきと99%の汗」と言ったのは発明王エジソン。発熱電球をはじめとして生涯に1300もの発明を行ったと言われ、約120年前に彼が創業した「エジソン電気照明会社」は、世界トップクラスの優良企業であるゼネラル・エレクトリック(GE)の起源となっています。
彼の言うように、発明にひらめきと努力が大切であることは間違いありませんが、優れた発明を成し遂げるのは何も天才ばかりとは限りません。とくに日本においては、モノづくりに対するたゆみ無い工夫と努力の結果として得られた輝かしい発明の数々によって、GDP世界2位の座にまで上りつめたのはご案内の通りです。
とはいえ、ここに来て中国、インドなどの新興国が台頭し、企業の国際競争も激しくなってきました。こうした中で、より重要性が高まっているのが発明をはじめとした知的財産(知財)です。
大企業はもちろん、中小企業、ベンチャー企業でも知財戦略は今や経営の根幹となっています。それどころか規模の小さい企業ほど知財を事業戦略の中核に据え、ライバルと差別化を図ることが動乱の時代を生き抜くカギとなっています。最近盛んになってきた「オープンイノベーション」のように、複数の主体が技術革新を求めて連携を組む上でも、手持ちの知財がモノを言います。お金のあるところにお金は集まり、知財のあるところに知財も集まるのです。
昭和50年(1975年)に創設された「発明大賞」は今年で36回を迎え、高い評価を勝ち得ています。発明大賞は確かに発明を成し遂げた人たちのコンクールではありますが、かといって終着駅ではありません。  
大事なのは発明大賞に参加することによって、優れた発明を生み出す0.1%のひらめきと99.9%の努力を、発明にかかわる皆さんで分かち合うことができるということです。それが知的創造のサイクルに弾みをつけ、次の大きな発明の源流ともなっていくことでしょう。
どうぞ奮ってご応募ください。
応募対象者は中堅・中小企業や個人・グループです。大企業、学校、政府系機関は原則として対象外にしています。そもそもの趣旨が「中堅・中小企業の優秀な製品・技術に光を当てて、わが国の科学技術、産業の発展に寄与する」という賞だからです。昭和50年(1975年)に創設され、以後、毎年実施し、今回が36回目の募集となります。
もうひとつの応募要件として「特許または実用新案を出願し、公開されている発明案件」であることも必要です。

財団法人日本発明振興協会はわが国の中堅・中小企業の発明の振興と普及啓発のために活動しております。この表彰事業は財団法人日本発明振興協会の事業に対する各位からのご寄付による資金により実施するものです。

代表取締役社長
若林 克彦 氏
ハードロック工業株式会社
(2009年度 発明大賞本賞受賞)
究極の緩み止めナットで世界を視野に
 ねじは必ず緩むという常識を覆し、世界で唯一、緩まないナット「ハードロックナット」が誕生して今年で36年目となります。緩み止め第一号の「Uナット」では、削岩機等の激しい振動・衝撃が発生する箇所では効果がなく、ナットが緩むというクレームが頻発。日々悩まされていたところ、ふと神社の鳥居にクサビが打ち込まれていることに気がつきました。「これだ!」と瞬間的にひらめき、ボルトとナットのねじの隙間に「クサビ」を打ち込めば強力な緩み止めナットが完成するはずと確信し、その日から試作に取り組み始めました。

山田 吉郎 氏
山田 吉郎(個人)
(2009年度 発明大賞東京都知事賞受賞)
目視検査の全自動化
 今回受賞した技術は、人間の目の中にある“錐体”というセンサーの働きを電子回路に置き換え、人間の行う目視検査を全て機械で自動化してしまおうという発想で開発したものです。自動車、鉄鋼業界をはじめ、製造業全般の検査で幅広く利用されています。
 この錐体という円錐型をしたセンサーは、片目で700万個あるといわれ、水晶体や網膜を通した像をこのセンサーで捉えているわけです。

代表取締役
吉田 孝雄 氏
株式会社ヨシダ鉄工
(2009年度 発明大賞日本発明振興協会会長賞受賞)
故障の起きないコンベヤ開発
 当社は、工作機械のチップを処理するコンベヤを中心に、クーラント液の浄化装置や環境機器、大型コンベヤなどを製造し、全国で販売しています。
 従来のエプロン式コンベヤは、接続部のR同士を重ね合わせることにより回転するわけですが、接続部の隙間に搬送物のかみ込みが起きてしまいます。一度起きると、さらにそこに隙間ができて詰まり、クレームにつながるため、なかなか普及が伸び悩んでいるのが現状です。

松岡 玄五 氏
松岡玄五(個人)
(2009年度 発明大賞日刊工業新聞社賞受賞)
「水損」被害の解消を目的に
 スプリンクラー設備は、ある規模以上の建物では約3mおきに設置されています。先端に金属ヒューズが付いていて、温度が上がるとヒューズが溶けて栓が開き、水を噴出します。火災を確実に消火できる大変優れた消火設備として、100年も前から採用されています。
 ただし、常時水圧をかけていますから、経年劣化で腐食して穴が開いたり、間違って破損すると、何十トンもの大量の水が噴出し、大きな水損被害を起こすことがあります。



お問い合わせ先 
財団法人 日本発明振興協会 発明大賞推進委員会
〒150−0031 東京都渋谷区桜丘町4−22
TEL.03−3464−6991
FAX.03−3464−6980
e-mail:hatsumei@jsai.org


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