三井化学の田中稔一社長は中国市場をこう位置づける。... 石油化学事業が各社の業績を下支えした。 ... この言葉通り、総合化学各社の中国シフトは今後ますます加速しそうだ。

石油化学コンビナートはナフサを熱分解してエチレンやプロピレン、ブタジエン、C4留分、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの石油化学製品を生産。... 石油化学ではナフサの熱分解で出てきた留分を余すところな...

(大島直之) 【化学】 総合化学6社の10年3月期見通しは楽観論と悲観論が交錯している。... 好調な中国などアジア市場に支えられて、09年3月期決算で各社の業績を大き...

住友化学は2010年3月期連結業績予想の経常利益を下方修正し、5月予想の300億円から200億円(前年同期は326億円の赤字)に引き下げた。下期は原料価格の上昇で石油化学事業のスプレッ...

下期(10月−10年3月)に断熱材やシート材などに使うウレタン樹脂や電子材料、水処理事業などで販売数量が増加するのに加え、石化製品のアジア市況が回復しているため。... 下期の事業別の...

実際、旭化成は石油化学事業の主力であるアクリロニトリルのアジア市況が好調だったことを受けて、営業利益を8月予想の50億円から160億円に上方修正すると発表。... 住友化学、三井化学、東ソーなどは今の...

「このまま出光興産と三井化学の石油化学事業は統合に踏み込むんじゃないのか」。 ... 事実上、両社が石油化学事業を共同で運営するととらえられる動きだ。 ... 総合化学の中で、売上高に...

世界同時不況で、石油化学製品の売り上げは激減し石化事業は赤字に。一転して経営の足を引っ張る存在となり、石油化学事業の立て直しを迫られた。 ... 「三井化学との協力で底力をつけていけば(...

財務体質の健全化を図るとともに、石油化学や電子・情報事業の基盤強化に投資する。石油化学事業では155億円を投じてエチレン製造設備を更新する。電子・情報事業では123億円を投じてハードディスクなど重点事...

旭化成ケミカルズはサウジアラビアで検討している同国石油精製・石油化学最大手、サウジ基礎産業公社(SABIC、サビック)との石油化学事業に約200億円を投資する。 ... 両社が...

もう一つは新規事業をいち早く事業化して、次の収益の柱に育てていくことだ。... 社外に足を運ぶなどアンテナを広く張り、実戦的な戦闘集団に変わっていくことが必要となる」 《石油化学事業では出光興...

同社は三菱化学と水島コンビナート(岡山県倉敷市)の統合交渉を進めている。 ... 中国特需で石油化学事業も持ち直している。

化学業界の大型再編は1997年の三井東圧と三井石油化学が合併して誕生した三井化学以来13年ぶり。... 小林喜光三菱ケミカルHD社長はこれまでも汎用品の典型である石油化学事業の縮小を進める一方、白色発...

大手石油元売り幹部は「出光はもともと、石油化学事業に力を入れてきたし、有機エレクトロルミネッセンス(EL)のような機能性化学事業にも非常に強い。... ただ、石油精製、石油化学の両基盤...

石油精製・販売の業績は、真水ベースで各社とも水面下に沈んでいる。... 一方、石油化学事業は明暗が分かれた。ベンゼン、パラキシレンなどのアロマ製品の伸びにより、前年同期にこの事業で赤字だった新日本石油...

見直しの中心になるのは売上高に占める割合が約48%の石油化学事業。... 市況で収益構造が大きく変動する石油化学事業だが、市場で優位に立てば価格決定権を握れる。... 石油化学は事業規模が大き...

石油化学事業は持ち直したものの、中間留分の販売悪化に苦しむ石油精製事業の不振をカバーするには至らなかった。 ... 石油化学の経常利益は52億円(同52億円の赤字)と回復したも...

コスモ石油は9日、韓国石油大手のヒュンダイオイルバンク(HDO)と合弁会社を9月に韓国内に設立し、ポリエステル繊維の原料になるパラキシレンの生産事業に参入すると発表した。... 生産し...

世界同時不況で事業環境が悪化したため。... エレクトロニクスと医療など高付加価値事業を強化し、石油化学事業を中心とする汎用事業を抜本的に見直す。石化事業では三菱化学と共同で水島コンビナート(...

小林社長は07年4月の社長就任時から「石油化学事業の抜本的な構造改革」を掲げて、事業ポートフォリオの見直しを強力に推し進めてきた。... 典型的な装置産業である石油化学事業にとって生産規模の大きさが競...