TRENG×日刊工業新聞

TRENGの最新ニュース

東レエンジ、超極薄半導体チップを高速実装

2024.04.24

東レエンジとアドバンテスト、戦略的パートナーシップ　マイクロLEDディスプレーで

2024.04.11

経営ひと言／東レエンジニアリング・岩出卓社長「憩いの場所」

2024.04.03

インタビュー／東レエンジニアリング社長・岩出卓氏　電極用塗工装置を拡大

2024.04.01

東レエンジニアリング先端半導体MIテクノロジー／速度2倍、半導体検査装置

2024.01.22

素材、半導体事業を拡大　市況底打ち商機とらえる

2024.01.08

SIer最前線／東レエンジニアリング　設計にDX、リードタイム短縮

2023.12.26

深層断面／「物流24年問題」非運輸で拡大、3つの注目対策

2023.12.19

「社会を変えるソリューション」を提供するエンジニアリング会社

東レエンジニアリングは、エンジニアリング事業、メカトロファインテック事業、そして開発部門の3つの柱で構成される総合エンジニアリング企業です。

東レグループを起点としながらも、60年以上、ステークホルダーのニーズにとことん向き合い、
「Technology（施工技術）」
「Engineering（工学知識）」
「Know-how（ノウハウ）」
を培いながら、カタチにこだわらない、ものづくりのソリューションを様々なカタチで創造してきました。

プラントだけでなく、ファクトリーオートメーション（FA）や製造装置・ソフトウェア開発、オープンイノベーションによる社会全体の未来に貢献する新領域の開発をふくむ総合的なエンジニアリングを実践しているのが東レエンジニアリングの強みです。

小野太雅

Navigator

日刊工業新聞社

小野太雅

京都総局記者

記者プロフィール

記者の視点

直近は、車載用を中心に高性能化が進むパワー半導体向けのチップ外観検査装置や、乾燥工程のエネルギー使用量を従来比約２５％削減できるリチウムイオン電池（ＬｉＢ）電極用塗工装置を相次いで開発。拡大する電気自動車（ＥＶ）市場を念頭に環境負荷の低減などにも寄与する製品で存在感を高める。こうした製品をグローバルに展開するべく、4月にはドイツ・ミュンヘンに装置の販売・保守を手がける子会社を設立し、欧州での拡販体制を整えた。社内外に対して事業ブランド「ＴＲＥＮＧ（トレンジ）」を定着させるブランド戦略にも力を入れており、さまざまなアプローチで成長の青写真を描いている。

一方、本年度は工学系大学院生の研究助成制度を創設した。次世代エンジニアの成長を促し、日本のモノづくり全体を持続的に発展させるための取り組みにも力を注ぐ。

２０２３年３月期の売上高は１１５１億円と、コロナ禍前の水準まで回復した。「２０３０年ごろに売上高１７００億円」の目標を掲げて、新事業創出やＭ＆Ａ（合併・買収）といった攻めの戦略も視野に入れる。成長軌道に戻った今、多角化する事業へのリソース配分や会社を支える人材をどう育成していくのか、さらなる飛躍に向けた動きに注目している。