ピカピカと光っている厚さ0・8ミリメートルのステンレス板を、山の形状をしたオブジェの中に収めていく(写真)。このオブジェは統計学で用いられるガウス関数の数式を基に設計している。 ...

樹脂製の円筒のワーク(加工対象物)を切断し、切断面をきれいに面取りする(写真)。外径250ミリメートルのこのパイプは、半導体製造ラインで基板を作る際の治具として使われる...

回転する円筒状の品物に茶色い布を慎重に押し当てる(写真)。シリンダーにつないで水や油などを供給するロータリージョイント(回転継ぎ手)の軸の仕上げだ。 ...

3センチメートル角程度のサイズのアクリル板を一つひとつ小型の部品にはめ込む(写真)。エレベーターの操作盤に組み込むボタンをつくる現場だ。杉本亨社長は「トラブル時に作業者が誰かわかるよう...

複雑な形状のガラス製品を見つめ、コントローラーを使いセンサーで品物を丁寧になぞる(写真)。ガラス製品の試作を手掛ける飯山特殊硝子は、自社で生産した部品を3次元測定機などで精密に測定する...

MDIはエアコンの排出ガス熱や食品工場排水熱などを回収できる熱交換器を製造。

伸光製作所の東京工場製造課の深沢善浩課長は「当社は刃物の7割が内製。

直径12ミリメートルのステンレス製パイプをパイプベンダーという工具で渦巻きの形状に整えていく(写真)。作っているのは乾燥機に組み込まれるヒーターの部品。森田倉造製造部部長は「手の力だけ...

作業者の技術力や品物の素材、工場の雰囲気などにより、センスの善しあしが出る。

手のひらサイズの金属板をフライス盤で丁寧に削る(写真)。引っ張りや衝撃などの試験によって強度や性質を調べるための試験片を製造している。 昭和製作所は、試験片を受注生産...

円筒状の金属内部に刃を当てて長方形の溝を掘る(写真)。工作機械部品の駆動部にキー溝を加工する様子だ。キー溝はモーターなどから動力を伝える部品に必要な加工。

回転する砥石(といし)を往復させ、0・5センチメートル程度の厚さの鋼材を丁寧に削っている(写真)。ワーク(加工対象物)をチャックにぴったりと固定している...

「キサゲ」と呼ばれる彫刻刀のような工具を鋳物に当てて表面を平らにする(写真)。工作機械のテーブルを滑らかに動かすため、ワーク(加工対象物)を固定するテーブルに接する摺&...

堀内電機製作所の横浜工場は板金加工、溶接、組み立てなどのさまざまな工程を担う。通信機器の筐(きょう)体や産業機械部品が同工場の売上高の8割を占める。 ... 溶接の際...

鈴木善広工場長は「前処理の良しあしで母材とメッキ金属とのつきやすさが変わる」と下準備の重要性を強調する。同工場で扱う品物は1日250種類。... 鈴木工場長は「メッキは細かいところにノウハウがある」と...

ハンドルを回すと巨大な鍋から真っ赤になったマグマが地面に設置された釜に注ぎ込まれていく(写真)。釜の中にあるのは砂を固めて作った型で、その中にドロドロに溶けた鉄を流し込み工業用金属部品...

直径3センチメートルほどの鉄パイプが装置内に入り、引き延ばされて細くなっていく(写真)。船舶用ディーゼルエンジン内の燃料噴射管として使われる。パイプ内部に油が通り、1・5トン以上の圧力...

ハンドルを回しながら、フライス盤に設置した品物を慎重に削っている(写真)。樹脂でできた水道管の継ぎ手部品を生産するための金型を作製しているところだ。並木金型は樹脂成形用の金型を試作する...

複数の部品を自作の専用装置に設置すると、自動で円筒状の品物が組み上がった(写真)。この品物はガス関連の継ぎ手として使われる。作業者は部品を設置する際の手の感覚や組み上がる際の音など細心...

回転する円形の研磨機にガラス製の赤いグラスを押しつけると、ギューンという鈍い音とともに形が少しずつ整えられていく(写真)。江戸切子と呼ばれるガラス装飾品を受注生産する東亜硝子工芸では、...