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ビスフェノールA(BPA)をはじめ化学品市況回復などの交易条件改善、ICT材料やメガネレンズ材料などの拡販を織り込んだ。
素材 価格転嫁・生産調整…交易条件の悪化懸念 原材料価格の上昇も企業収益の懸念材料となっており、世界的な景気回復の見通しや金融緩和策などを背景に商品相場は上昇基調にある。.....
コロナ禍の影響を受け出荷減となるも、クロル・アルカリ製品の交易条件改善などで増益となった。
マテリアル部門はアクリロニトリルの交易条件改善や自動車用途の需要回復で140億円を上乗せした。
セグメント別にはモビリティと基盤素材が減収減益となった一方、ヘルスケアとフード&パッケージングは交易条件の改善や固定費などの減少によりコア営業利益が増益。
東ソーが3日発表した2019年4―12月期連結決算は、交易条件や在庫受け払い差の悪化により、営業利益が前年同期比17・3%減の658億円となった。
石油化学製品や飼料添加物の市況下落による交易条件の悪化や、北米での農薬販売減、情報電子化学製品の売価下落によって、経常的な収益力を示すコア営業利益が同25・0%減となった。
住友化学が30日発表した2019年4―9月期連結決算(国際会計基準)は、飼料添加物や石化製品の交易条件悪化などを受け、当期利益が前年同期比51・7%減の297億円となった。
その上で「企業は将来交易条件がどうなるのか分からないまま、サプライチェーンや対英投資についての判断を余儀なくされる」と警戒感を示した。
化学 交易条件が悪化 化学業界では、原料のナフサ安によって石化製品の売価が下落。米中貿易摩擦などによる先行き不安感から、多くで交易条件が悪化している。
石油化学製品やフェノールの海外市況が低水準となり、交易条件が悪化して、基盤素材部門の営業利益が大幅に減少した。
大企業非製造業の業況判断改善の背景は原油価格の再下落に伴う交易条件の改善、借入金利の低下、大型連休特需などが挙げられる。
原油価格の下落による交易条件の改善や長期金利の低下、改元や軽減税率導入に伴うシステム投資の増加といった要因が景況感を押し上げているようだ。
18年度の営業利益率は12・3%と業界屈指の高収益となったが、山本寿宣社長は「交易条件の改善が要因で、本質は変わっていない」と厳しく分析。
