調べたい血液試料から抗体で特定の糖たんぱく質を分離し、それをレクチンマイクロアレイで解析しデータベースと照合すれば、糖たんぱく質の糖鎖構造のプロファイルが容易に分かるようになった。 ...

慶応義塾大学理工学部のチッテリオ・ダニエル教授らは、涙液に含まれる糖たんぱく質の一種「ラクトフェリン」の濃度を10分で簡単に測れる検査用試験紙を開発した。

骨の構成成分の一つである糖たんぱく質「ビグリカン」をがん組織の血管内皮細胞が分泌し、がん細胞を血管内に入れがんの転移を促すことを明らかにした。... 高転移性がん由来の血管内皮細胞が分泌するビグリカン...

日本触媒は糖鎖工学研究所(京都市下京区、朝井洋明社長、075・315・9218)と資本・業務提携する。... 糖鎖工学研究所は、高純度ヒト型糖鎖の調整や糖たんぱく質合成技術などバイオ医...

米ウォーターズコーポレーションは糖たんぱく質の特性解析で高速化、高感度化、簡素化を実現する総合技術を発表した。... N型糖鎖の切り出しと標識化が高速化し、蛍光感度が向上するとともに、試料調製時間が従...

生命科学領域では、糖たんぱく質を標的とした新薬開発や遺伝子解析を駆使した診断技術など医療応用を進める。... 糖鎖創薬技術研究センターでは、がんなどの病因となる糖たんぱく質の探索や、原因たんぱく質に糖...

肝硬変の原因になる肝臓組織線維化の進行度を糖鎖マーカーを使って判定できる。... 今回開発した試薬は、病巣細胞が産生する糖たんぱく質上の糖鎖構造の変化を読み取ることにより、肝硬変への進行度合いを判定す...

たんぱく質のフェリチンが持つ自己集合性の性質を利用し、フェリチンとウイルス表面に存在する抗原性糖たんぱく質のヘマグルチニン(HA)とを融合、8本の突起を持つ新しいナノ粒子を作り上げた。

タカラバイオは肉腫などさまざまながん組織に含まれる抗原たんぱく質「NY―ESO―1」を標的とする遺伝子治療法の開発に乗り出す。... 細胞表面や血液中に存在し、細胞の結合や成長を促す糖たんぱく質「フィ...

インフルエンザはウイルス表面のヘマグルチニン(HA)という糖たんぱく質の働きによって宿主細胞に感染する。

発見したのは、「alpha―1―酸性糖たんぱく質」(AGP)が、一酸化窒素(NO)によって修飾された「S―ニトロソ化AGP」と呼ばれる物質。AGPは感染部位で増加し、抗...

理化学研究所は、特定の糖鎖に結合したたんぱく質を選び出して観察する手法を開発した。... 糖鎖構造を壊さずに糖たんぱく質を観察できる手法として、糖鎖結合が関与する病気の研究などへの応用が期待できる。&...

対象となるがん治療向けDDS製剤「MBP―426」は薬剤を患部まで運ぶ微小なカプセル状物質「リポソーム」に既存の抗がん剤「オキサリプラチン」を包み、がん細胞までの誘導役を果たす血漿(けっしょう...

胃がんや大腸がんを標的とする医薬品候補として、リポソームのカプセルに抗がん剤「オキサリプラチン」を包み込み、がん細胞までの誘導役を果たす血漿(けっしょう)糖たんぱく質の「トランスフェリ...

ウイルスの感染過程では、ウイルス表面にある「ヘマグルチニン」と呼ぶ糖たんぱく質が細胞にくっつく役割を果たしている。

インフルエンザウイルスなどの表面上に存在する抗原性糖たんぱく質であるヘマグルチニン分子が異常を起こした時に、受け付けにくい部位を認識する抗体であることを突き止めた。

【糖鎖の役割重要】 生体内の多くのたんぱく質の表面には糖鎖が付いており、糖たんぱく質と呼ばれる。... 糖鎖は糖たんぱく質が生体内で正しく機能するために重要な役割を担っているため、そ...

東京大学の野入英世准教授らは、体に必要なたんぱく質が尿に漏れ出す(たんぱく尿)などの症状が出るネフローゼ症候群に関わる遺伝子を発見した。細胞表面にあり細胞の増殖や分化などに関わる糖たん...

酸味を甘みに変える糖たんぱく質「ミラクリン」の遺伝子を組み込んだトマト(ミラクリントマト)を作製。

伏見製薬所(香川県丸亀市、伏見豊社長、0877・22・6283)は8日、卵黄から取れるシアリルグリコペプチド(SGP)と呼ばれる糖たんぱく質を3月1日に発売すると発表し...