東北大学金属材料研究所の高木成幸准教授と同大原子分子材料科学高等研究機構の折茂慎一教授らは、水素と反応しにくいとされていた金属原子に九つの水素が結合した新たな物質群を合成した。... 水素を高密度に含...

理化学研究所仁科加速器研究センター高効率加速空洞開発チームの坂本成彦チームリーダーらは、純ニオブ材料を使った低速のイオン用超電導加速空洞を開発した。... だが、銅を材料にした常電導加速空洞は電気抵抗...

慶応義塾大学の牧英之准教授と物質・材料研究機構の森山悟士主任研究員、群馬大学の守田佳史准教授らの研究グループは、幅10ナノメートル(ナノは10億分の1)の超電導ナノワイヤを作成し、特殊...

低温、および高温の超電導材料や新規材料、磁気共鳴断層撮影装置(MRI)などの応用機器の開発をはじめ、鉄道や送電分野、量子コンピューターまで幅広い応用技術を開発する。 ...

三浦准教授の専門は超電導材料で、2007年に名古屋大学で博士課程を修了した後、国際超電導産業技術研究センターで博士研究員を務めたことが転機となった。... 三浦准教授は同センターで、イットリウム系超電...

伊豆箱根鉄道の試験列車に超電導き電ケーブルを通して電気を送り、営業線では世界初となる超電導送電の走行に成功した。 ... これを超電導材料による超電導き電ケーブルに置き換えれば、電気...

今回の発見で、クロムの水素貯蔵材や超電導材料への可能性が開けた。 ... 水素は圧力をかけると室温付近で超電導を示すと予測されている。水素結合数を増やして水素密度が高くなると、水素貯...

1・2メガボルト(メガは100万)の加速電圧を備え、原子レベルの分解能で材料内部の電磁場を観察できる。... 磁石や電池、超電導材料の量子現象の解明につながる。... 高性能磁石や大容...

横浜国立大学大学院工学研究院の吉川信行教授らは、コンピューターなどのデジタル計算の基本となる論理演算において、消費電力をほぼゼロに近い値に低減できる新型の超電導集積回路(IC)を開発し...

東京工業大学フロンティア研究センター&応用セラミックス研究所の細野秀雄教授は、超電導の材料を開発する際に失敗した材料(約1000種類)のデータベースを公開する。... 公開する...

生物のたんぱく質構造をもとにして原子レベルで分子を設計する技術は、「触媒だけでなく超電導材料の開発などに革新をもたらす可能性がある」と水野教授は指摘している。

物質・材料研究機構の超伝導物性ユニット・強相関物質探索グループの磯部雅朗グループリーダーらの研究チームは、金(Au)とケイ素(Si)を含む化合物として初めての超電導体を...

電子検出の測定効率を改善できるため、レアアース(希土類)を用いた機能性材料などの応用研究につながると期待される。 ... 今後は磁石や超電導材料など、新しい物質の合成...

超電導の研究者である井野さんは最近、銅酸化物系超電導が発現する際の新法則を見つけた。放射光を使って『超電導ギャップ』と呼ばれる「高温超電導最大の謎を解明した」成果だ。 ... 今後、...

北海道石狩市で、従来よりも高温のマイナス196度Cで超電導送電を長距離で行う実証施設を建設。... 従来の超電導材料は電気抵抗をゼロにするために、液体ヘリウムでマイナス269度Cに冷やす必要があった。...

岡山大学大学院自然科学研究科の工藤一貴助教と東京大学物性研究所の廣井善二教授らの研究チームは、少量のリンを混ぜたニッケルの化合物が電気抵抗ゼロの超電導に変わる転移温度について、リンを混ぜない時に比べ5...

ふつう化合物は規則的に並んだ磁気モーメント(磁石の最小単位)を融解すれば、超電導を示す。今回、分子配列の融解により超電導が現れたもので、超電導材料の開発に新たな道を開くことになる。.....

理化学研究所とNECは共同で、磁束が超電導材料の細線を量子的にすり抜ける新現象を確認した。... 従来の超電導素子に使っていた、超電導体で絶縁体を挟んだ構造を持つジョセフソン接合を用いない新しい超電導...

物質・材料研究機構は繊維状の炭素構造物に、超電導を持たせる技術を開発した。... セラミックスなどの一般的な超電導材料は重くて硬い。... フラーレンはアルカリ金属を加えると超電導体になるため、軽い超...

物質・材料研究機構はシリコン表面の金属原子1層が、電気抵抗ゼロの超電導特性を持つことを発見した。超電導材料を原子レベルの極限まで薄くできることを明らかにした成果で、超電導を使った素子や検出器を高性能化...