栽培難しい作物に有効 プラズマ技術でスマート農業を加速―。名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの堀勝特任教授、橋爪博司特任講師らはプラズマ技術とICT(情報通信技術)...

燃料50ℓで走行500km 燃料電池車(FCV)の技術開発はカーボンニュートラル社会の実現に向けて不可欠なものとして注目されている。関西学院大学の...

身を守る「沈黙の警告」 植物は敵に襲われても逃げ出せない、気の毒な生き物と思われている。しかし虫に食べられたり何かに傷つけられたりすると、「危ないよ、気をつけて」という情報を離れた場...

噴霧化→安全な生活水 特殊な装置使わす簡単 世界には硬水地域が多くある。日常生活での硬水使用は、前立腺がんなどの発症リスク増加や配管内での無機塩類析出といった多くの問題を生じ...

酸素発生の分子機構解明 神谷信夫大阪公立大学特別招へい教授と沈建仁岡山大学教授は、自然光合成における水分解・酸素発生の分子機構を解明した。植物による光合成のメカニズムを明らかにしたほ...

画像解析→ロボが除去 人不足が深刻化しており、漁業も例外ではない。近畿大学は養殖した生育不良な稚魚を出荷前に自動選別し取り除くシステムを開発している。ベルトコンベヤーに流したマダイの...

細胞まとめる接着剤 身体の中にある細胞が複数連なることで、体内組織、ひいては臓器ができる。そうした中で、バラバラの状態にある細胞同士をまとめる接着剤の存在は不可欠だ。たんぱく質「カド...

予兆を捕捉 養殖守る 各地で赤潮が発生し、水産業に甚大な被害を引き起こしている。プランクトンが異常増殖して海を赤く染める赤潮は、水温上昇や流動性の低下、富栄養化など複数の要因...

製造中もCO2ゼロ 天然ガス、メタンなどを原料とし、反応による二酸化炭素(CO2)を排出しないターコイズ水素が注目されている。あいち産業科学技術総合センター産業技術セ...

硬化の原因、標的定まる 臓器がどんどん硬くなってしまう「線維化」。線維化は、心筋梗塞や肝硬変、コロナウイルス感染後の肺線維症など先進国の全死亡原因の実に45%に関与していると...

未知の環境に「道」 土木と宇宙をつなぐロボット技術の開発が進んでいる。地上では土砂崩れ後の河道閉塞(かどうへいそく)の復旧工事、宇宙では月面発着場の建設を題材に、ロボ...

未来の生命科学を切り開く 糖が鎖状につながる糖鎖は、遺伝情報の核酸、たんぱく質に次ぐ「第3の生命鎖」だ。細胞表面や血液中などで細胞の分化・発生・老化や免疫、感染に関わり、研究は生命や...

1人ひとり“最適学習” 乳児から大人まで、長期にわたる人の発達・成長の仕組みはどうなっているのか。その仕組みを理解して活用することで、より優れた学びが可能にならないか―。東京大学大学...

外出せず遠隔接客 障がい者福祉の新しい形 慶応義塾大学などの研究チームが、ロボットアバター(分身)で外出困難者の働き方を広げている。障害などで外出できなくても...

国内農家の結晶 盗ませず 近年、国内で育成された優良品種が海外に流出し、無断栽培される事例が相次いでいる。農林水産物の輸出拡大を進める中、国産ブランド品種の保護や権利侵害の取...

タッチ&ゴーで飛行継続 離島への物資の運搬やインフラの点検など、飛行ロボット(ドローン)の利活用がさまざまな場面で検討されている。関西電力...

歯や涙から高精度測定 東京電力福島第一原子力発電所事故では放射性物質が環境中に放出されたが、放射性ストロンチウム(Sr90)の調査はほとんど進んでいない。そうした中、...

豪雨の中身“のぞく” 各地で梅雨入りが発表され、局地的豪雨による災害発生が懸念される。気象観測技術は大きく進化したが、今もメカニズムが不明な気象現象は多く、早期の予報や精度向上の妨げ...

脳波から音声再現、難病患者のサポートに 脳をコンピューターにつなぐ「ブレーン・コンピューター・インターフェース」(BCI)は伸展著しい話題の研究分野だ。特に体を傷つけ...

土中で安定、長期間逃さず 食用や家畜の飼料など活用の幅を広げているサボテンが環境問題の解決にも役立ちそうだ。中部大学の堀部貴紀准教授は、サボテンの持つ高い炭素固定能力に着目。大気中か...